若手社員の育成に気を付けるべきことはあるのだろうか。
若手社員が活躍できない問題点からひもといてみましょう。
こんにちは、よっしぃーです。
昔は転職するにも3年は今の職場で継続して、ある程度は一人前になってから。かつてはそんなことを常識としていた時もありました。しかし、新卒で入社し1〜2年で離職する若手はどの企業にも少なからずいるでしょう。早い段階で見切りをつけることも大切かもしれない。
会社側からの視点で考えれば、ある程度の教育をした段階で、転職されてしまうのは辛いでしょう。それだけに会社にとっては20代の若手社員をどう定着させるかが大きな課題となります。多くの原因は若手社員が入社したものの、今の会社での自分の未来の立ち位置が想像できないことによるモチベーションの低下が考えられます。
若手のうちから活躍できるように、現状の問題点から対策を考えてみましょう。 そのためにも、すっかり浸透して「Z世代」と言われる若手社員の特徴も抑えておきましょう。
若手社員が活躍できない問題点
自分の役割や仕事内容が明確であることが重要です。上司からの指示が曖昧であったり、自分が何をすべきか分からない場合、若手社員は自信を持って仕事に取り組むことができず、成果を出すことができなくなります。
上司からの適切な指導やフィードバックが必要です。上司が時間的余裕がないために十分な指導を行えない場合や、フィードバックが的確でない場合、若手社員は自分の成長を実感することができず、モチベーションが低下することがあります。
自分のレベルに合ったチャレンジングな仕事を与えられることが重要です。上司が若手社員の能力を過小評価している場合、チャレンジングな仕事が与えられず、若手社員は成長する機会を失うことになります。
上司とのコミュニケーションがスムーズであることが重要です。上司がコミュニケーションを取ることを避けていたり、若手社員が上司とのコミュニケーションに抵抗感を持っている場合、意見の共有ができず、課題を解決することができません。
職場の人間関係が良好であることが重要です。人間関係がうまくいっていない場合、若手社員はストレスを感じたり、モチベーションが低下したりすることがあります。特に、上司との関係が悪い場合、若手社員は上司に対する不信感や不満を抱えてしまい、コミュニケーションが取りづらくなることがあります。
これらの問題点が解決されない場合、若手社員は成長することができず、やがて会社を去ることになるかもしれません。そのため、リーダーはこれらの問題点を把握し、若手社員の成長を促すために適切な対策を講じる必要があります。
若手社員の育成にリーダーが接する際のポイント5点
若手社員は、自分の成長や能力向上に対するフィードバックを必要としています。リーダーは、定期的にフィードバックを行うことで、若手社員の成長を促すことができます。フィードバックは、適切なタイミングで、具体的かつ建設的な内容を伝えることが重要です。また、フィードバックは、個人的な攻撃を含まないよう、注意深く行う必要があります。
若手社員は、自分が取り組むべき仕事や目標を明確に知ることが重要です。リーダーは、若手社員に対して明確な目標を設定し、その目標を達成するために必要なリソースを提供することができます。目標設定は、個人の能力や興味に合わせて調整されるべきで、具体的かつ測定可能な目標が設定されることが望ましいです。
若手社員は、チームでの仕事に慣れるために、積極的にチームワークを促す必要があります。リーダーは、若手社員に対して、チームでのコミュニケーションや協調性を育む機会を提供することができます。また、リーダー自身がチームワークを重視し、積極的にチームメンバーとのコミュニケーションを取ることで、若手社員が参考にすることができます。
若手社員は、成功体験を積むことで自信をつけることができます。リーダーは、若手社員の成果を公正に評価し、成功した場合には積極的に称えることが重要です。成功した場合には、リーダーが若手社員に対して感謝の気持ちを伝えることで、モチベーションアップにつなげることができます。また、成功した場合には、その成功をチームや組織全体で共有することで、より一層のモチベーションアップにつなげることができます。
若手社員は、リーダーとのコミュニケーションを通じて、仕事に対する理解や意識を高めることができます。リーダーは、若手社員に対して、オープンなコミュニケーションを行うことが重要です。若手社員は、聞きたいことや不安を持っている場合がありますので、積極的に相談できる環境を整えることが必要です。また、リーダーは、若手社員に対して自分自身の仕事についても説明することで、若手社員が自分の仕事に対する理解を深めることができます。
憧れる先輩や上司がいることが重要です。それも一人ではなく、多くいる方が良い環境です。
SE目線の私見
リーダーの接し方をみているとやはり「心理的安全性」が保たれた職場が大切になりそうですね。
SE歴を20年以上経験したわたしが、若手社員の目線で考えた場合に今の会社で活躍する場を獲得するために必要な条件は
- この人に一生ついていっても良いと尊敬できる上司がいる。
- この人だけには負けたくないと反骨精神で取り組める対象の人がいる。
上記2点どちらもいる場合はそれでも良いです。自分自身の性格や適性でどちらから1点でも良いです。しかし、一つ言えることはどちらも身近に存在しない場合は成長スピードは鈍化し、活躍するポジションに到達するまでに時間がかかることでしょう。