社会に出て活躍する人が20代に備えている3つの素養

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社会人になって活躍している人たちってどんな特徴があるのだろうか

そのみち
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20代のうちから意識しておいた方が良いことがあります。

こんにちは、そのみちです。

社会に出て活躍する人が20代に備えている3つの素養

皆さんの周りで、社会に出て活躍している人を思い浮かべてみてください。彼らにはどのような特徴があるでしょうか?
私自身、20年以上IT業界で働いてきましたが、キャリアを振り返る中で、「20代のうちにこれを備えておけば良かった」と感じることがあります。本記事では、社会で長期的に活躍するために、20代のうちに身につけておきたい「3つの素養」についてお話しします。

もし、皆さんの身近に尊敬できる活躍する人がいない場合は、まず環境を変えることを考えてみてください。身近にロールモデルとなる人がいないと、自分自身の成長が鈍化してしまうことがあります。理想の人や刺激を与えてくれる人と出会える環境に身を置くことも重要な選択肢です。


「素養」とは?

「素養」という言葉は、あまり耳にしないかもしれませんが、これは「日頃から養い、蓄えている教養や修養」を意味します。日常的な努力や学びを通じて育まれるものであり、将来の成長の基礎となるものです。

私がこれまでの経験で出会った成功者たちに共通する「素養」を分析してみると、特に重要だと感じるのが以下の3つです。


1. 行動力

成功のカギを握るのは、「行動力」です。
スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で行った有名なスピーチ「Connecting the dots」(点と点をつなぐ)には、行動することの重要性が語られています。ジョブズは、「未来の点と点をつなぐことはできないが、過去を振り返ればそれがつながっている」と話しました。

ジョブズが世界を変える革命を起こせたのは、たくさんの行動を起こし、多くの経験を積んだからに他なりません。成功につながる点もあれば、失敗に終わる点もあります。しかし、行動することでそれらを得て、自分の人生に役立てることができるのです。

マネジメントの巨匠ピーター・ドラッカーもこう語っています。

「失敗の芽があり、成功の種が眠っている。その逆もまた真である」

失敗を恐れず、若いうちから積極的に行動を起こすことで、多くの経験を得る。それが成長への第一歩となります。


2. 適応力

現代のように変化が激しい時代において、「適応力」は欠かせない素養です。
ピーター・ドラッカーは、著書の中で次のように述べています。

「過去に成功をもたらしたことをやり続ければ、いつか必ず破綻する」

つまり、変化を恐れず、新しい状況に柔軟に対応する力が必要だということです。過去の成功体験に執着するのではなく、時代の流れに合わせて自己を変化させることが求められます。

また、江戸時代末期の思想家・吉田松陰は「飛耳長目(ひじちょうもく)」という言葉を残しています。これは、「常にアンテナを張り巡らせ、情報を収集し、それに基づいて行動すること」を意味します。つまり、新しい情報を得て、状況に応じて自分の行動を柔軟に変えることが適応力の本質です。

適応力を高めるには、情報を集めて学び、それを活かすという姿勢が必要不可欠です。


3. プロ意識

「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」
この言葉は、日本のプロ野球選手イチローが語った名言です。どんな分野においても、プロフェッショナルとして活躍するには、日々の努力の積み重ねが欠かせません。

また、「経営の神様」と呼ばれる松下幸之助氏は、プロとは次のようなものだと述べています。

「プロとは、その道を職業としている専門家であり、他人からお金をいただく覚悟を持つ人間のこと」

プロ意識を持つとは、目の前の仕事に真剣に向き合い、どんな小さな業務でも手を抜かずに取り組むことを意味します。これを継続することで、周囲の信頼を得て、大きな成果を上げることができるのです。

プロ意識を高めるには、まずは日常の業務に全力で取り組む習慣をつくることが大切です。


3つの素養を持つ人の共通点

行動力、適応力、プロ意識。これら3つの素養を持つ人たちは、長期的に見て社会で活躍し続けることができます。

  1. 失敗を恐れず挑戦し、行動を積み重ねること
  2. 変化に柔軟に対応し、新しい環境や情報を受け入れること
  3. プロとしての責任を持ち、目の前の仕事に全力を注ぐこと

この3つの素養を若いうちに意識して養うことで、将来の成功への道が開けるはずです。


そのみちコメント

20年以上SEとして働いてきた経験から、多くの人々と仕事をしてきました。その中には、成長スピードが速く、常に活躍し続ける人も少なくありませんでした。彼らを観察すると、今回紹介した3つの素養が共通して備わっていることに気づきます。

若い頃から挑戦を重ね、変化を受け入れて進化し、仕事に対して真摯なプロ意識を持っている人たち。その積み重ねが、10年後、20年後に大きな差を生み出しているのです。


まとめ

社会で活躍するために、20代のうちに身につけておきたい「3つの素養」は次の通りです。

  1. 行動力:失敗を恐れず、挑戦を繰り返す。
  2. 適応力:変化に柔軟に対応し、新しい環境や情報に学び続ける。
  3. プロ意識:日々の仕事に全力を注ぎ、責任を持って取り組む。

これらは、一朝一夕で身につくものではありません。日々の努力と実践を通じて育まれるものです。
皆さんも20代のうちからこれらを意識して取り組むことで、長期的なキャリア形成に役立ててみてください。将来、振り返ったときに必ずその努力が成果となって現れるはずです。

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