キャリアとは何か？意外と知らないキャリアの本質

こんにちは、そのみちです。

はじめに

「キャリア」と聞いてあなたは何をイメージしますか？多くの人は「仕事」や「昇進」、「職歴」などを想像するでしょう。でも実は、キャリアとは仕事だけに限った話ではありません。この記事では、意外と知られていないキャリアの本当の意味について、一緒に考えていきたいと思います。

そもそも「キャリア」って何？

「キャリア」という言葉は、よく「仕事の経歴」や「職歴」という意味で使われます。しかし、本来の意味はもっと広く、「人生全体を通じて積み重ねていく経験すべて」を指します。
堅苦しく「キャリア」の定義として言えば、以下のような内容が挙げれれます。

人が生涯を通じて関わる一連の労働や余暇を含むライフスタイル
役割統合に影響与え、かつ相互に関連する現象としての労働、教育、家族などの選択にあたって個人を援助することに含まれる包括的概念
人が生涯に行う労働と余暇の全体
自分が何をするか、自分をどう見るのかを結びつける現象的、行動的概念。それは社会的環境、将来計画、能力や特性などとの関連で、事項をどう見るかを規定する。

もっと単純に考えてみましょう。例えば、学校生活を思い出してみてください。中学校に入学して、どの部活動を選ぶかを決めるとき、自分が好きなことや得意なこと、友達との関係など、さまざまなことを考えたと思います。サッカーが好きだからサッカー部に入る、絵が得意だから美術部を選ぶ――こうした選択の積み重ねが、あなたの「キャリア」なのです。

部活動での経験はその後の人生にも大きな影響を与えます。例えば、中学で吹奏楽部に入った人が音楽の道を目指して専門的な学校へ進んだり、サッカーで全国大会を目指して特定の高校を選んだりします。つまりキャリアとは「人生の中で自分らしく歩んできた道」とも言えるのです。

仕事だけじゃない、人生すべてが「キャリア」

多くの人がキャリアという言葉を「仕事」と結びつけがちですが、実際には仕事だけでなく、家庭や趣味、地域活動など、人生のあらゆる経験がキャリアになります。例えば子育ては、仕事とは直接関係がないように見えますが、そこで得られる忍耐力やコミュニケーション力は、職場でも非常に役立ちます。

例えば子育て中のお母さんが地域の保護者会をまとめる経験をしたことで、人を動かすスキルを身につけ、それが仕事のリーダーシップにつながったという話も珍しくありません。このように、日常生活のあらゆる経験があなたのキャリアを豊かにしています。

キャリアはいつでも作れる！

「キャリア」というと若いうちに積み上げるものと思われがちですが、決してそうではありません。人生のどの段階でも、新しい挑戦を通じてキャリアを作ることは可能です。実際に、定年後にボランティアを始める方や、新しいことを学び直して起業する方も多くいます。

例えば、50代後半になって地域で新しいお店を開業した人がいます。最初は「自分にできるかな」と不安だったけれど、勇気を出して一歩踏み出した結果、多くの人と新たなつながりを作り、毎日を楽しんでいます。このように、「キャリア」は年齢に関係なく、自分がどのように生きたいかを考え、行動することで築いていけるものです。