内定承諾後の辞退防止に段階別でやるべき9つの対策

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内定承諾後に辞退する人が多すぎる。どうにかならないだろうか。

よっしぃー
よっしぃー

選考の段階ごとに対策が必要です。

こんにちは、よっしぃーです。

予定の採用人数に達して一安心、そんな風に考えている人事担当者も多いのではないでしょうか。 2023年卒業予定の内定者も確定し、2024年卒業予定の新卒向けの夏のインターンシップも終了し、秋のインターンシップや会社説明会の準備など、次の採用活動に追われている人事担当者も多いことでしょう。しかし、その中で内定者へのフォローが軽視されていませんか。内定を受けたからといって安心することはできません。入社式までまだ時間がありますので、入社前からしっかりとした支援を行うことが重要です。 内定辞退者は年々増加しています。内定辞退を防止するためには、どのような取り組みが必要でしょうか。採用段階、内定後、入社までの3つの段階で行うべきことがあります。採用段階での取り組みとして学生に不安にならないように、しっかりと情報を提示していますでしょうか。

自社に適合する人物像の提示
自社で求める人物像の定義はしっかりと決まっており、提示することが大切です。どこの会社に行っても同じような人物像ではインパクトが残りませんので、できるだけ自社の特色がしっかりと出るように、経営者と話し合いながら人物像を決めていくことが良いでしょう。
自社の具体的かつ適正な情報を提示
会社情報を提供する際には、できるだけ詳細かつ具体的な情報を伝えることが重要です。特に会社の雰囲気などは伝えるのが難しい部分ですので、学生が会社の雰囲気を理解していない場合、内定をもらっていても会社で働くイメージを持ちにくく、不安になるかもしれません。そのため、先輩のインタビューや会社見学などを実施する必要があります。
内定を出してから承諾まで考える期間の提示
内定を出した後すぐに承諾を迫ると、就職に不安を抱える学生にとっては焦って結論を出さなければならず、十分な考慮時間を取ることができません。学生の視点に立ち、適切な検討期間を提示しましょう。

この3つの要点をしっかりと提示するだけでも、内定後の不安はいくらか解消されるでしょう。

内定後

内定を承諾したあとも、入社までには期間があります。
そもそも、入社前の内定者の心情は

就活生
就活生

「内定は取れたが自分の能力で仕事についていけるだろうか?」

「職場のメンバーとは上手くやっていけるだろうか?」

「生活や環境の変化に慣れることができるだろうか?」

そのような不安や心配な気持ちでいっぱいです。
そんな不安を取り除くためにも、内定者との関係性をしっかりと構築していくことが大切です。
内定式、入社式といった決まった行事の他にコミュニケーションをとる機会を設けましょう。

内定者懇親会
内定後も同期や職場の人と話す機会を設けると、より身近に感じることができるでしょう。
人事との状況確認
月に1回程度、人事から短い時間でも不安を聞いたり、状況を確認することで不安も解消されます。
同期同士のコミュニケーションの場
入社後に同期として働く仲間と早い段階でコミュニケーションを取ることができれば、入社後の働くイメージもつきやすくなります。

 

入社までの支援

仕事の意義を説明すること
働くことについて、仕事の意義について説明すると、責任感が生まれます。その際には不安を煽ることのないように注意が必要です。
事前に学習のためのインプットを提供
入社前に学習しておいた方が良いことは必ず提供しておきましょう。
獲得すべきスキルを可能限り支援する
入社前に獲得できるスキルを学ぶために、可能な限り支援できることを提供しましょう。多くの学生は、どのようにスキルを磨けばよいかわからないことがほとんどです。活用できるサービスなども教えておくことは良いでしょう。

SE目線の私見

氷河期時代のわたしの就職活動では、内定をもらうことに必死でした。そのような時代だったため、内定を辞退する学生もいたでしょうが、現在ほど多くはいなかったでしょう。

「SE」という職種でも、仕事の内容は様々で、入社後にリアリティショックを受けてしまう人も多いです。学生にとっては一生働くかもしれない組織に入社するわけなので、ある程度の精神力は必要です。 現実が想定を超えていた場合には自信を喪失したり、焦りや不安でいっぱいになったりするかもしれません。逆に現実が想定を下回ってモチベーションが低下したり、組織への不信感を抱いたりするかもしれません。採用段階や内定後において、入社後のギャップが起きないように説明することが最も重要かもしれません。

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