エンゲージメント向上のための5つのチェックとポイント

組織開発
マネージャー・リーダー
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最近、部下のやる気が全くないなぁ..もう少し楽しそうに仕事できないだろうか

そのみち
そのみち

社員のエンゲージメントが低下していることが原因かもしれません。

こんにちは、そのみちです。

エンゲージメント向上のための5つのチェックとポイント

はじめに

あなたの周囲にいる上司や先輩たちは、仕事にやりがいを持って取り組んでいるように見えますか?また、あなた自身は部下から「やりがいを感じて働いている」と思われているでしょうか?

優れたリーダーは、従業員のエンゲージメントを高めるための秘訣を知っています。常に笑顔で仕事を楽しむことは難しくても、エンゲージメントを高めるための基本的な知識を押さえることで、従業員のモチベーションを引き出すことが可能です。

この記事では、エンゲージメントの理解を深め、効果的なリーダーシップの実践方法や、エンゲージメント低下の原因とその対策について解説します。リーダーとして成功するために、戦略的なリーダーシッププランを立て、日々のマネジメントに活かしていきましょう。従業員の満足度を高めることが、組織全体の成功に繋がるのです。


従業員エンゲージメントの理解

従業員エンゲージメントとは?

従業員エンゲージメントとは、従業員が組織の目標達成にどれだけコミットし、意欲を持っているかを示す指標です。具体的には、従業員が自分のスキルや能力を活かしながら、組織の成功に積極的に関与し、貢献していると感じている状態を指します。

ギャラップ社の調査によれば、エンゲージメントの高い従業員は低い従業員に比べて生産性が3倍以上高く、欠勤率も27%低いとされています。このデータからも、従業員エンゲージメントを高めることが、組織にとっていかに価値があるかが分かるでしょう。


エンゲージメントが低下する原因

従業員エンゲージメントが低下する原因には、以下のような問題が挙げられます。

1. 雇用の不安定さ

収入が安定していない、または人員不足で業務負担が大きいと、従業員は将来に不安を感じ、エンゲージメントが低下します。

2. 仕事に楽しさを感じない

自身が望んでいた仕事内容と異なる業務を任される、または上司や同僚との相性が悪い場合、仕事への興味や意欲が失われることがあります。

3. 職場環境の悪さ

古い設備や快適さを欠くオフィス環境は、従業員の生産性やモチベーションに大きな影響を与えます。また、リモートワークを可能にするための整備が不十分な場合も不満が生じます。

4. 組織のミッションや目標が不透明

経営層と従業員の間に十分なコミュニケーションがないと、会社の方向性や自分の役割が見えず、仕事への意欲が低下します。

5. フィードバックの欠如

努力が評価されない、または適切なフィードバックがない場合、従業員は達成感や満足感を得ることができません。

これらの原因を理解し、改善に取り組むことが、エンゲージメント向上の第一歩です。


エンゲージメントを向上させるための戦略

従業員エンゲージメントを高めるためには、以下の5つのポイントを押さえることが重要です。

1. 安定した雇用環境を提供する

中長期的な雇用の安定を実現するために、しっかりとした経営戦略を立てましょう。従業員が安心して働ける環境を作ることが、モチベーション維持に繋がります。

2. 主体性を促進する

従業員が自分の仕事に責任と主体性を持てるよう、業務に対する裁量権を与えましょう。自分の意見が反映されることで、やりがいを感じやすくなります。

3. 働きやすい職場環境を整備する

快適な設備や柔軟な働き方(例:リモートワークの導入)を整えることで、従業員が仕事に集中しやすい環境を提供します。

4. ミッションや目標を明確に伝える

経営層が組織のビジョンや目標を具体的に示し、従業員と共有することが大切です。チーム全体が同じ方向に進むための指針となります。

5. 有意義なフィードバックを提供する

従業員の成果を適切に評価し、具体的でタイムリーなフィードバックを行いましょう。感謝の言葉を添えることで、さらにモチベーションを高めることができます。

これらを実行することで、従業員エンゲージメントを大きく向上させることが可能です。


そのみちコメント

氷河期世代の私にとって、エンゲージメントを高める最大の要因は「お金」でした。結婚し子供が生まれると、家族を支えるために給料アップが最優先になり、そのために仕事を頑張る、上を目指すという考え方が自然でした。同世代の多くも同じように感じているのではないでしょうか。

しかし、現代では状況が変わっています。物質的な豊かさを得た人が多くなり、「自己実現」や「他者貢献」がエンゲージメントを高める中心となっているように感じます。今の従業員は、「誰かのために役立ちたい」という気持ちを大切にし、それが仕事へのやりがいにも繋がっています。

こうした時代において、リーダーやマネージャーに求められるのは、明確な期待値の設定適切なフィードバック、そして感謝の気持ちを伝えることです。従業員が「自分は役に立っている」と実感できる職場を作ることで、職場全体の生産性や活気を向上させることができるでしょう。


まとめ

従業員エンゲージメントを高めることは、組織の成功に直結します。この記事で紹介した5つのポイントを押さえ、原因を理解した上で改善に取り組むことで、リーダーとしてのマネジメント力をさらに高めることができるでしょう。

エンゲージメントが向上すれば、従業員の満足度だけでなく、生産性やチームの一体感も高まります。「誰かのために役立ちたい」という意識を育む職場づくりを目指し、より良い組織を実現してください。

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