最近よく耳にする従業体験ってなんだろうか
従業員体験の概念は抑えておくべきでしょう
こんにちは、よっしぃーです。
「働きがいって何ですか?」「やりがいって何ですか?」
20代から40代までと幅広く、最近はそんなことを考える人も多いのでないでしょうか。
「いつまで働けるだろうか?」「定年後はどうなってしまうのだろうか?」
40代~50代でそんな不安を抱える従業員も多くいることでしょう。
やりがいをもたらすために従業員のエンゲージメントを高める必要性については、先日、下記にて記事を上げました。
エンゲージメントとは別に今、働く従業員にとって魅力的でポジティブな職場環境を作ることの重要性を認識するマネージャーやリーダーも増えてきたことより、従業員体験という概念がビジネスの中でも注目を集めてきました。
海外ではEmployee Experience (通称「EX」) といわれ、スターバックスやパタゴニアなど、すでに従業員体験を取り入れることでビジネスで効果を出している企業もあるようです。
従業員体験(EX)の定義は
ということで、言葉、そのままではありますが、従業員が企業で働く間に経験するすべてのインターアクション、経験、認知の総体で、入社時のプロセスや日々の仕事、企業文化や価値観、成長・育成の機会などとあらゆるものが含まれます。
この従業員体験という概念が従業員にどのような影響を与えるのか。
従業員体験が必要となる背景
従業員体験が必要となっている背景にはどのような理由があるのでしょうか。
インターネットが普及されたことによって情報を簡単に得られるようになりました。
企業で働くことについての情報を多く知ることができるようになりました。
転職が当たり前であったり、人生100年時代ともいわれ、高齢になってもリスキリングが必要不可欠となり、転職や副業を政府が積極的に推奨しているような状況です。
高齢化社会と共に働く世代の人数が減少していくことからも、多くの企業が人手不足に悩まされています。
時代背景とともに従業員として働く上で、求めるスキルも大きく変化してきています。
従業員体験を生み出す方法
従業員体験を生み出すために日常でどのようなことを意識しないといけないか。
生み出す方法についてどのような方法があるか。
部下を持つマネージャーやリーダーは従業員の意見や求めていることや考え方にしっかりと耳を傾けることに時間を惜しまないことが大切です。
会社の仕組みとして定期的に機会を設けて実践すると良いです。
心理的安全性の保たれた環境で良好なコミュニケーションがとれると良いです。
会社の方針や目標と期待していることをしっかりと伝達し、定期的なフィードバックをしましょう。
経営陣との大きな壁も可能な限り、取っ払った方が良いです。
マネージャーやリーダーのスキル向上に重点的にお金をかけることが大切です。
従業員に悪影響を及ぼしているマネージャーやリーダーも経営者が早めに改善に取りかかる必要があります。
360度評価を実施して従業員の不満を抱いているマネージャーやリーダーを評価するのも良いです。
従業員のストレスを低減できるようなITツールは積極的に活用することで生産性も向上し、従業員の満足度も向上します。
最近ではオフの時間の充実度が仕事の生産性に大きな影響を与えていることがわかってきてます。過度な残業もしっかりと管理し、必要に応じて休暇を与えリフレッシュすることを奨励していくことが大切です。
働き方の柔軟性としてはリモートワークが全くできない状況だと、従業員にとっては不満因子となる可能性はあります。フルリモートでないにしてもハイブリッドな働き方ができる環境は準備しておく必要があるでしょう。
人生100年時代、定年制度も撤廃の可能性など、学び続けなければ、仕事を続けることが困難になります。そういった社会を従業員も気づいています。
リスキリング、リカレントと学びに対する意識も高くなっていることは明確です。
トレーニングプログラムや、メンター制度、リーダシップ開発の機会を提供する従業員の成長に投資することで、充実感と満足感を醸成していくことが重要でしょう。
これらの方法で、従業員体験を向上させることが、企業の継続と成長につながることは間違いないでしょう。
SE目線の私見
最近では、どんな仕事がしたいというよりも、自分にどんなことができるだろうかと模索しながら働く人も増えています。
私が社会人になって働き始めた時は、どちらかというと「会社の環境に自分がいかに適応して仕事をこなしていくか」といった内容での働き方でしたが、最近では「自分が働くうえでやりがいを感じる環境はどんな職場か」といった考えにシフトしている気がします。
懸念することといえば、「石の上にも3年」の考え方を持ちえない考えが増えてくるのではないかと感じてます。自分のやりがいを追及するにもある程度は根気というものは必要です。最低でも3年継続したからこそ、やりがいを見出すこともあるでしょう。