
1次面接の対策をしたいが、どんな質問がくるのだろうか

面接で聞きたい質問集を公開しちゃいましょう
こんにちは、そのみちです。
面接対策10個の能力と質問
はじめに
SEとして働きながら管理職に昇進した後、面接官として採用活動に関わる機会がありました。その際にずっと感じていた疑問があります。それは、「履歴書に書いてあることを繰り返し質問する面接」です。
志望動機や特技、趣味、サークル活動など、履歴書に記載済みの内容を再び聞かれると、就活生は「履歴書をちゃんと読んでくれているのだろうか?」と思うのではないでしょうか。もちろん、しっかりと話せるかどうかを確認することは重要ですが、自己PRや強み・弱みを聞けば十分だと感じます。それよりも、もっと本音に迫り、深い対話をしたいと常々思っていました。
では、採用担当者の皆さん。自社が求める人材や特徴を時代に合わせて定義し、面接で評価すべきポイントを明確化していますか?「なんとなく明るそうだから次に進めよう」といった曖昧な判断になってはいませんか。
企業が求める能力を整理し、それに基づいて質問を考えることは、学生とのギャップを減らし、適切な人材採用につながります。本記事では、面接で確認すべき能力と、それを確かめるための質問集を紹介します。
1次面接で確認する10の能力
① コミュニケーション能力
- 対話力: 自分の考えを簡潔に、わかりやすく表現できるか。
- 傾聴力: 相手の話にしっかり耳を傾けられるか。
② 意欲・熱意・チャレンジ精神
- 目標意識: 当社でやりたいことや自身の方向性が明確か。
- 向上心: 挑戦を厭わず、意欲的に仕事に取り組めるか。
③ 自己観察能力
- 自己理解: 自分の立場や強み・弱みをしっかり把握しているか。
④ ストレスコントロール
- 対応力: 困難な状況や失敗をどのように乗り越えてきたか。
⑤ バイタリティ
- 明るさと積極性: 明るく前向きで、主体性やリーダーシップがあるか。
⑥ 組織対応力
- チームワーク: チームでの協調性や他者との連携を重視しているか。
⑦ 思考力
- 論理的思考: 論理的に物事を考えられるか。
- 創造力: クリエイティブに課題を捉えられるか。
⑧ 問題解決能力
- 解決力: 問題発生時に合理的な解決策を導き出せるか。
- 分析力: 状況を冷静に分析できるか。
⑨ 業務との適応
- 専門知識: プログラミング経験や学習意欲があるか。
- 業界理解: SEの仕事について十分な理解があるか。
⑩ 社会性
- 身だしなみ: 清潔感のある外見か。
- 言葉遣い: 丁寧で適切な言葉を使えるか。
1次面接で使える質問集
以下は、1次面接で確認すべき能力に対応する質問例です。
1. 自己PR
- 観察能力: ①、②を確認。
- 質問例: 「あなたの強みを教えてください」
2. 自分の強み・弱み
- 観察能力: ③を確認。
- 質問例: 「ご自身の弱みについて教えてください」
3. 当社を選んだ理由・やりたいこと
- 観察能力: ②、⑨を確認。
- 質問例: 「当社でどのように活躍したいと考えていますか?」
4. 苦労した経験とその乗り越え方
- 観察能力: ②、④、⑤、⑧を確認。
- 質問例: 「これまでの苦労や、それをどう乗り越えたか教えてください」
5. アルバイト・部活での役割
- 観察能力: ①、⑥を確認。
- 質問例: 「これまでの活動でどんな役割を担いましたか?」
6. 成長を実感した瞬間
- 観察能力: ③、⑤を確認。
- 質問例: 「自分の成長を実感した出来事を教えてください」
7. コミュニケーションで大切なこと
- 観察能力: ①、⑥を確認。
- 質問例: 「コミュニケーションで最も重要だと思うことは何ですか?」
8. ストレス発散方法
- 観察能力: ④を確認。
- 質問例: 「ストレスを感じたとき、どのように解消していますか?」
9. プログラミング経験
- 観察能力: ⑨を確認。
- 質問例: 「プログラム経験や学んだことを具体的に教えてください」
10. 最近関心を持ったニュース
- 観察能力: ⑦を確認。
- 質問例: 「最近関心を持ったニュースと、それについてどう感じましたか?」
そのみちコメント
質問1〜10をスムーズに答えるのは簡単ではありません。SEの仕事をしていても、これらの全ての能力を兼ね備えた人は稀です。しかし、これらの質問に備え、自分の経験や考えを整理しておくことは非常に有益です。
面接前にこれらの質問を想定し、自分自身に問いかけてみてください。それが自分の本音を知り、志望企業との相性を見極める助けとなります。面接対策は、単なる準備にとどまらず、自己理解を深める絶好の機会です。
適切な対策をして、ぜひ面接を突破し、自分に最適な企業で活躍してください!