意外と知らない正しいフィードバック7つのポイント

人材育成
マネージャー・リーダー
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部下に信頼されていないと感じる。何がいけないのだろうか・・

よっしぃー
よっしぃー

それはあなたが適切なフィードバックができていないからかもしれません。

こんにちは、よっしぃーです。

社員の働きがいについては下記の記事をご参照ください。

信頼関係を構築する上で、社員が成長意欲を持って働けるように指導することは、マネージャーやリーダーにとって重要なことです。成長意欲を持って働けるようにするには、黙って静観しているだけでは何も変わりません。コロナ禍により歓迎会や昇進祝いなどの飲み会で人が集まる機会も減ってきて、企業の間で人とのコミュニケーションが希薄化している場合も多いのではないでしょうか。そのような状況下で、コロナ禍を機に以前は近くで部下の様子を観察できたマネージャーやリーダーも、テレワークなどにより身近にいなくなり、些細な雑談で話しかける機会も減りました。そんな中で、部下との信頼関係を構築するために何より重要なのは、適切で適格なフィードバックです。対面で会う機会がなくなった今だからこそ、ポイントをしっかりと押さえて、フィードバックを行いましょう。

フィードバックの定義

そもそもフィードバックの定義とは

相手の行動に対して客観的な気付きを伝えて、成長を促すこと
相手の行動に対して改善点や評価を伝えて、軌道修正を促すこと

フィードバックがあるとないでは

適切なフィードバックがないと部下はどうなるか
  • このままでいいのかと不安になる
  • 自分の仕事の良し悪しが判断しづらい
  • 自信ややる気の低下に
  • 成長につながらない
  • ミスが増えてしまう

結果、部下との信頼関係ができない

適切なフィードバックがあると部下はどうなるか
  • 自分の仕事を見てくれていると感じる
  • 自分の仕事にやりがいが生まれる
  • 自己肯定感が向上する
  • モチベーションが向上する
  • 成長につながる

結果、部下との信頼関係ができる

適切フィードバックができれば、メンタル不調の発生も事前に防ぐことができます。

フィードバックの正しい方法

適切・適格なフィードバックのポイントをしっかり抑えることで、部下の自信につなげましょう。

モチベーション高めることを意識

モチベーションを高めるためには、以下3つのことを意識しましょう。

成功体験を積んでもらうこと

いきなり大きな成功を体験するのは困難です。小さなところからコツコツと始めて、成功体験であることをしっかりと伝えることが大切です。

部下を褒めることを忘れずにすること

どんな小さなことでも構いません。細かいことでも、良いことをしたらすぐに褒めてあげることが大切です。黙っていては伝わりません。

若いうちから信念をもってもらうこと

自分の存在意義(パーパス)を一緒に考えてあげることが大切です。仕事の意義を感じ、モチベーションが向上します。

改善点を伝えるときの注意

フィードバックは良いことを伝えるだけではありません。部下のモチベーションを下げずにやる気やスキルアップにつながるように改善点を伝えることが大切です。口で言うのは簡単ですが、実際には難しいこともあります。伝える際のポイントを抑えておきましょう。

褒めることと同時に行う

改善点だけいわれても、部下は自信をなくしてしまいます。部下のモチベーションの低下を最小限に抑えるためにも褒めることと同時に行うのが良いでしょう。

期待していることを強調する

部下に期待しているからこそ、改善してほしいと伝えることで、部下を否定したり、嫌っているわけではないことがわかります。

人格を否定しない

当たり前ですが、人格自体を否定しているわけでないことを伝える。部下と一緒に方法を考えることが大切です。

質問して考えてもらう

自分自身に気づいてもらうことは、改善の効果が最もあり、スキルアップにもつながります。

リモートワーク中の注意

リモートワークでは特にコミュニケーションが難しくなります。普段よりも丁寧なフィードバックを心掛けましょう。少し大げさなリアクションでも構わないかもしれません。逆に普段通りの態度だと相手に怒られているのではないかと感じられる可能性もあります。リモートでも雑談を交えて和やかな雰囲気を作るための工夫も必要です。

SE目線の私見

SEの現場ではマネージャーやリーダー自身が多忙な作業に追われ、フィードバックを疎かにしてしまうことがあります。部下にフィードバックする時間(余裕)がないというのが現実ですが、その原因の根底は部下に任せる(信頼する)より「自分でやってしまった方が早い」といった短期的な目線で作業を考えてしまうリーダーが多いです。期限があって自分がやらないと間に合わないため、部下へのフィードバックを後回しにするしかない。このような状況が続くと、気が付いた時には周りに部下がいなくなっていたり、育っていなかったりといった状況になるのではないでしょうか。どうしてもリーダー自身がやらなければ終わらないような状況になった場合は期限を調整したり、上司のサポートに頼ったりしてでも、フィードバックを行うことが大切です。フィードバックこそ管理職の最重要タスクです。仕事をするのは人です。そのことを忘れてはいけません。フィードバックをしっかりと行うことでそ、部下のモチベーションが向上し、仕事の生産性も向上します。余計な不安やストレスもなくなり、メンタル不調者の発生を防ぐことにもつながります。

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