
オフィスワークとテレワークそれぞれの価値はどうだろか

それぞれの価値を整理してみましょう。
こんにちは、そのみちです。
ハイブリッド推奨オフィスワークの価値とテレワークの価値
皆さんは、オフィスワークとテレワークのどちらが働きやすいと感じますか?新型コロナウイルスの感染拡大から2年以上が経過し、多くの企業が新たな働き方を模索しています。それは私たちの職場環境だけでなく、学校教育や学生の学び方にも影響を及ぼしました。この変化を「良い転機」と捉える人もいれば、「大変だった」と感じる人もいるでしょう。
今回の記事では、オフィスワークとテレワークのそれぞれの価値を振り返り、両方のメリットを活かす「ハイブリッドワーク」の可能性を考えます。
テレワークで失われたもの
テレワークが普及してから、私たちの働き方は大きく変化しました。コロナ禍以前の働き方を思い出してみてください。以下のようなことが、テレワークの影響で減少したり、失われたりしていませんか?
- 雑談:仕事とは直接関係のない、リラックスした会話が減った。
- 会議前後のアイデア交換:会議に集まる際の雑談や何気ない意見交換がなくなった。
- 気軽な相談:「ちょっといいですか?」といった部下からの気軽な声掛けが減少。
こうした変化を「効率的になった」と肯定的に捉える人もいるかもしれません。しかし、これらがなくなったことで失われた「価値」もあるのではないでしょうか?
オフィスワークの価値
テレワークの普及で課題と感じる部分の多くは、実はオフィスワークのメリットでした。以下に、オフィスワークならではの価値を整理してみます。
1. 感情の共有
オフィスでは、直接顔を合わせることで感情を共有しやすくなります。リアルなコミュニケーションは、信頼関係の構築や働く意欲を高めるきっかけになります。
2. 小さな気づき
オフィスにいると、同僚の体調の変化や仕事の進め方など、細かな情報を自然とキャッチできます。こうした「気づき」が、職場全体のサポートや改善につながります。
3. チームワークの醸成
同じ目標に向かって協力し合う環境では、自然と結束力が高まります。一体感を持ったチームは、生産性が向上し、より強固な組織となるでしょう。
4. 自己開示のしやすさ
オフィスでは、自分の仕事に対するスタンスや思いを自然に周囲に伝えることができます。これにより、フィードバックを得やすくなり、会社の一員であるという意識も強まります。
テレワークの新しい価値
オフィスワークの価値がある一方で、テレワークにも新たな可能性が広がっています。以下に、テレワークの価値を整理してみます。
1. 地理的制約を超えたつながり
物理的に距離がある支店や他拠点の社員とも、簡単にコミュニケーションが取れるようになりました。これにより、これまで難しかった連携が実現します。
2. 経営陣とのコミュニケーション
これまでは時間や場所の制約で困難だった経営陣との交流も、オンライン環境なら容易に実現可能です。若手社員にとっては、経営陣との対話が刺激的な学びの場となるでしょう。
3. 大規模なつながりの実現
テレワーク環境では、世界中の社員や外部関係者を簡単につなげることが可能です。これにより、大規模な会議やイベントを効率よく開催できるようになりました。
ハイブリッドワークの可能性
オフィスワークとテレワークのどちらか一方を選ぶのではなく、両方のメリットを組み合わせる「ハイブリッドワーク」が、これからの働き方の理想形となるでしょう。
たとえば、集中して作業が必要な業務はテレワークで、チームワークやブレインストーミングが必要な業務はオフィスで行うなど、業務内容に応じて柔軟に働き方を選択することが重要です。
そのみちコメント
SE(システムエンジニア)はIT技術を駆使する職業であり、テレワークとの相性が良いと思われるかもしれません。実際、テレワークで効率化が進む業務もあります。しかし、「ものづくり」をチームで行うSEの現場では、コミュニケーション不足が課題になることも多いです。
オフィスワークとテレワークのどちらかを選ぶ「二者択一」ではなく、両者の強みを活かした「ハイブリッドワーク」が最適解だと感じます。今こそ、企業が知恵を絞り、社員一人ひとりが働きやすい環境を作る時です。
オフィスで過ごす時間を「貴重な機会」と再認識し、その時間を有効活用する。テレワークで得られる利便性も享受する。このように、オフィスとリモートの良さを組み合わせることで、無駄のない、充実した働き方を実現できるのではないでしょうか。
ハイブリッドワークの設計と最適化を追求することで、社員がやりがいを感じ、互いに信頼し合える職場環境を築けるはずです。