最近の社員の本音がわからない。本音を知りたい
社内アンケートを活用しましょう
こんにちは、よっしぃーです。
皆さまの会社では、社内でアンケートなどを実施していますか?
昔に比べて、アンケートの実施も作成したアンケート用紙を紙で印刷して、配って集めて集計といった手間もなくなり、インターネット上で簡単にできるようになりました。社内アンケートは社員の本音を知るのに大変有効です。ただし、本音を聞き出すにはしっかりとしたルール決めや工夫が必要です。そのポイントを解説いたします。
社内アンケートのメリット
社内アンケートを実施することによるメリットはどのような物があるのでしょうか。
従業員が匿名で意見を述べるため、組織の本音や課題を正直に把握することができます。
従業員の声から問題やニーズを把握し、業務改善や効果的な施策の方向性を示すことができます。
従業員が自分の意見が尊重されていると感じ、モチベーションが向上します。
組織全体で情報を共有し、コミュニケーションが円滑になります。
従業員が参加し、意見を述べる機会を提供することで、信頼感や共感を醸成し、企業文化の強化に寄与します。
社内アンケートの課題
メリットはありますが、実施する上での課題もあります。
アンケート参加率や回答内容に偏りが生じ、全体の意見を反映しきれない場合があリます。
質問内容や選択肢が不十分、または誤解を招く場合があり、有効な情報が得られない可能性があります。
完全な匿名性が難しく、従業員が識別されることで信頼性や率直さが損なわれるリスクがある。
これらの課題に注意しながら進めることが必要です。
社内アンケートの実施手順
⒈目的と範囲の設定
アンケートを実施する目的を明確にします。ここがかなり重要です。取り上げるトピックや質問項目の範囲についても明確に決めましょう。
⒉質問項目の作成
質問は簡潔かつ明確にし、社員が回答しやすくなるような工夫が必要です。可能な限り、選択式にすると良いです。ただし、社員の意見や感情を引き出すように、質問内容や選択肢のバリエーションをしっかりと検討しましょう。
⒊アンケートの実施
期間は長すぎず、短すぎずの適切な設定が重要です。目安として1週間〜2週間の回答期間が良いでしょう。オンラインフォームを活用すると便利です。
⒋回答の集計
回答期間が終了したら、結果を集計しましょう。
⒌アンケートの結果を共有
集計が終わったら、アンケート結果を分析し、報告書や要約を作成し、社員と共有しましょう。このフィードバックがないと、答える側がアンケートに答える価値を見出せなくなるため、注意しましょう。
本音を探るコツ
- 目的を明確にする。
- 適切な質問項目を用意する
- 匿名形式にする
- 社員の本音を分析して課題を突き止める
- 分析結果にフィードバックする
代表的な社内アンケート
従業員の満足度を知ることで、働きやすい環境を整え、モチベーションと生産性の向上を図ります。満足度が高い職場は、離職率の低下や従業員の長期的な関与を促進し、組織全体の持続可能な成長につながります。
コミュニケーションの問題を特定し改善することで、情報共有がスムーズに行われ、協力関係が強化されます。良好なコミュニケーションはチームの連携を高め、意思決定の速度を向上させ、結果としてプロジェクトの成功率を高めます。
従業員のスキルや能力を向上させるトレーニングの実施により、個々の成長と専門性の向上が期待されます。適切なトレーニングプログラムを提供することで、従業員がより有益な貢献を行い、組織全体の競争力を向上させます。
社内アンケートによって収集されたアイデアや意見は、新製品やサービスの開発に活用されることで、革新的な成果を生み出す可能性があります。従業員の参加意識を高め、組織全体でのアイデア共有と協力を促進します。
従業員が職場環境や業務プロセスの改善提案を行うことで、生産性の向上やストレスの軽減が期待されます。適切な改善策の実施により、従業員の満足度が向上し、組織の継続的な改革が進みます。
SE目線の私見
わたしがSEの管理職の時に、エンゲージメント向上の取り組みの一環として、若年層の意見交換会という会を開催しました。事前にはしっかりとした「目的」の共有と「ルール」の決定を行い、最後にアンケートを匿名で記入していただきました。そのアンケートの結果からは、たくさんの本音を聞き出すことができ、わたし自身が気づいていなかった新しい情報も得ることができました。会社の問題点を早期に発見するケースもありました。そこで強く感じたのは、「フィードバックをしっかりと行うこと」を怠らないように細心の注意を払うことでした。組織内の活性化の一環として、良い結果をもたらしていると感じています。実施方法に誤りがなければ、社内アンケートの活用は間違いなく有効です。