
採用活動も昔と違う。面接官も態度をあらためて望めないだろうか。

これからは面接官もトレーニングや抑えておくべき心得が大切でしょう。
こんにちは、そのみちです。
トレーニング必須!気をつけるべき面接官の心得
面接官の態度、大丈夫ですか?
面接官の立場だからといって、「採用する側が偉い」と思い込んでいませんか?
近年、採用活動は大きく変化しています。オンラインでの説明会や面接が普及したことで、学生が複数の企業を比較する機会が増えました。そのため、応募者に選ばれる企業になるには、面接の質を高めることが欠かせません。
とはいえ、内定を辞退されるケースも増え、「良い人材を採用したいのに思うようにいかない」と悩む企業も多いのではないでしょうか。今回は、面接官が気をつけるべきポイントと、より効果的な面接を行うための心得をお伝えします。
面接官が絶対にやってはいけないNG行動
面接官として、次のような行動をしていないかチェックしてみてください。
- 面接中に携帯電話をいじる
- 腕や足を組んだまま質問をする
- 挨拶をせず、威圧的な態度を取る
- 偉そうな口調やきつい態度で話す
- 時間を守らない
- 応募者に目を合わせず、書類ばかり見る
これらの行動は、応募者に「この会社で働きたくない」という印象を与えます。面接は、応募者にとって人生の選択を決める重要な場です。自分がそのような態度を取られたらどう感じるかを考え、行動を改める必要があります。
面接がうまくいかない原因とは?
面接がうまくいかない理由には、以下のような問題が挙げられます。
1. 判断基準が曖昧
面接官ごとに判断基準が異なると、一貫性が失われます。その結果、適切な採用判断が難しくなります。
2. 面接官の役割が不明確
複数の面接官がいる場合、それぞれの役割が曖昧だと、面接が散漫になり、応募者の魅力を引き出せません。
3. 応募者を惹きつけられていない
面接官が上から目線で話したり、企業の魅力を十分に伝えられなかったりすると、応募者はその企業に興味を失います。
面接官の心得
面接官としての役割は、「応募者を知る」と同時に「企業の魅力を伝える」ことです。応募者の本音を引き出し、企業の良い部分をしっかり伝えるためには、以下のポイントを意識しましょう。
1. 応募者の本音を引き出す
応募者がリラックスして話せる雰囲気を作ることが大切です。そのためには、次のような質問を活用してみましょう。
- 「具体的には?」:応募者の回答を掘り下げる。
- 「他に何か?」:追加の意見を促す。
- 「その次は?」:話の流れを深掘りする。
これらの質問で応募者の考えや価値観をより深く理解できます。
2. 企業の魅力を正しく伝える
企業のビジョンや強みをしっかり伝えることも重要です。ただし、誇張や隠し事は避け、応募者が入社後にギャップを感じないよう正直な情報を伝えましょう。
3. 双方向のコミュニケーションを心がける
面接は一方的に質問を投げかける場ではありません。応募者が気軽に質問や意見を言える雰囲気を作り、双方向の対話を心がけましょう。
オンライン面接での注意点
オンライン面接では、対面とは異なる配慮が必要です。特に以下の3つのポイントを意識しましょう。
1. アイスブレイクを丁寧に行う
オンラインでは緊張感が伝わりにくいため、意識的にアイスブレイクを行い、応募者の緊張をほぐす工夫が必要です。
2. カメラへの視線を意識する
画面ではなくカメラを見ることで、応募者に「目が合っている」感覚を与えることができます。
3. 表情やリアクションを大きめに
オンラインでは表情やリアクションが伝わりにくいため、普段よりも少しオーバーにリアクションすることで、応募者に安心感を与えられます。
そのみちコメント
私がSEとして管理職を担当していた頃、採用面接にも関わっていました。その経験から、面接は「応募者を見極める場」であると同時に、「応募者に企業を選んでもらう場」だと感じました。
応募者にとって、面接官の態度や質問の内容はその企業のイメージを大きく左右します。一方的に話すばかりで応募者の話を聞かない面接官や、定型的な質問で終わる面接では、応募者に興味を持たせることはできません。
特に最近の応募者は、企業の魅力を自分で見極めようとする傾向が強いです。面接は、応募者と企業が対等に向き合い、お互いを理解する場であるべきです。その結果、応募者が企業を選ばなかったとしても、会社の課題を明確にする良い機会になります。
まとめ
面接官として押さえるべきポイントを以下にまとめます。
- 応募者の立場に立った誠実な対応をする
- 明確な判断基準と役割分担で一貫性を持たせる
- オンラインでは丁寧なコミュニケーションを意識する
面接は、企業と応募者が真摯に向き合う場です。応募者に誠実な対応をすることで、企業の魅力を伝え、優秀な人材を惹きつけることができるでしょう。そして、それが会社の成長にもつながるはずです。