ニューリーダー像のサーバントリーダーシップ11のスキル

キャリア形成
マネージャー・リーダー
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最近はリーダーとしての在り方も変わってきているのだろうか

そのみち
そのみち

昔のリーダー像は今は通用しませんよ。

こんにちは、そのみちです。

ニューリーダー像のサーバントリーダーシップ11のスキル

マネージャーやリーダーとして働く皆さん、時代とともにリーダー像が変化していることを意識していますか?理想のリーダー像について考えたことはあるでしょうか。

歴史上のリーダーといえば、織田信長や徳川家康、坂本龍馬、西郷隆盛といったカリスマ的な人物が思い浮かびます。現代では、アマゾンのジェフ・ベゾス氏やテスラのイーロン・マスク氏、日本ではソフトバンクの孫正義氏やユニクロの柳井正氏が挙げられるかもしれません。

彼らに共通するのは、時代を捉える力と柔軟性、そして自分自身を変革する力です。歴史を振り返れば、優れたリーダーは常にその時代に合ったリーダーシップを発揮してきました。本記事では、現代に求められるリーダー像の変化を探り、注目されている「サーバントリーダーシップ」について詳しく解説します。


二つのリーダー像

1. オールドリーダー像

  • すべてを把握し、最も優れたアイデアを持つべき存在
  • 「わからない」と口にしてはならない
  • メンバーに自分の案を納得させることがリーダーの役割

こうしたリーダーは、一人で何でもできる「マッチョなリーダー」といえるでしょう。昭和のワンマン経営者や戦国武将のようなカリスマ型リーダーを連想させます。


2. ニューリーダー像

  • メンバーから多様なアイデアを引き出す力を持つ
  • わからないことがあっても、それを解決に導ける存在
  • チームで作り上げた案から最良の選択を導く力を持つ

いわば、ファシリテーターのような役割を担うリーダーです。個人の能力に依存するのではなく、チーム全体を活かす力が求められます。


サーバントリーダーシップとは?

現代の「ニューリーダー像」を体現する代表的なリーダーシップの一つが「サーバントリーダーシップ」です。このリーダーシップ論はアメリカで提唱され、現在では世界中で注目されています。

サーバントリーダーシップは、奉仕(サービス)の精神に基づくリーダーシップ哲学です。リーダー自身が「まず相手のことを考え、支援する」ことを重視し、その結果として部下やチームの信頼を得るスタイルです。このアプローチは、Win-Winの関係を構築し、チーム全体を成長させる基盤を築きます。

「Give & Take」の精神が中心となります。相手に対して惜しみなく与えることで信頼を獲得し、その信頼がやがて自身に返ってくるという良い循環が生まれます。


サーバントリーダーシップに必要な11のスキル

サーバントリーダーシップを実践するためには、以下のスキルが必要です。

  1. 傾聴
    相手の話を肯定的に聞き、深く耳を傾ける能力。
  2. 共感
    他者の気持ちを理解し、寄り添う姿勢を持つ力。
  3. 癒し
    チームや部下に安心感を与え、安定した環境を築く力。
  4. 気づき
    観察力を活かして、チームの変化や課題に敏感であること。
  5. 説得
    チーム全員が納得感を持って前に進めるよう導く力。
  6. 概念化
    複雑な情報を整理し、分かりやすく体系化する力。
  7. 見通し
    目標に向けて一歩ずつ積み上げていく計画性。
  8. 予見力
    将来のリスクやチャンスを見抜き、準備する力。
  9. 執事役
    部下やチームのサポートを惜しまず、面倒見の良さを発揮する。
  10. 人びとの成長にかかわる
    部下の能力を引き出し、育てる力。
  11. コミュニティづくり
    協調的な環境を作り、チームワークを強化する。

リーダーを目指す人への心得

アメリカの元政治家、コリン・パウエル氏は著書『リーダーを目指す人の心得』の中でこう述べています。

「責任を持ち、周囲の人々に『この人についていきたい』と思わせる人物」

この言葉は、時代を超えて通用するリーダー像を端的に表しています。しかし、その条件やスキルは時代によって変わることも事実です。現代においては、チームの声を引き出し、共感と信頼を基盤にするサーバントリーダーシップが、リーダーとしての重要な要素となっています。


そのみちコメント

私が社会人としてキャリアをスタートさせた20年以上前、当時のリーダー像は完全にオールドリーダーのスタイルでした。ワンマンで強いリーダーがチームを牽引し、その決断に部下が従うという構図が主流でした。

しかし、時代が変わり、サーバントリーダーシップを実践するリーダーが増えてきました。彼らは、部下やチームメンバーを支援し、成長を促すことでチーム全体を引っ張る力を持っています。私自身も、カリスマ型ではなく、ファシリテーション型のリーダーとしてチーム運営を行ってきました。

これからのリーダーには、従来の「先頭に立つリーダー像」に加え、サーバントリーダーシップの精神が求められます。責任を持ち、部下やチームに寄り添いながら信頼関係を築くことが、成功の鍵となるでしょう。


まとめ

リーダーシップは、時代とともに進化していくものです。現代のリーダーには、部下やチームを支援しながら信頼を築く「サーバントリーダーシップ」が求められています。傾聴や共感、コミュニティづくりなどの11のスキルを意識し、自分のリーダーシップスタイルを見直してみてください。

あなたのリーダーシップが、チームの未来を変える力を持っているのです。ぜひ、今の時代に合ったリーダー像を目指してみてはいかがでしょうか

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