最近はリーダーとしての在り方も変わってきているのだろうか
昔のリーダー像は今は通用しませんよ
こんにちは、よっしぃーです。
マネージャーやリーダーとしての立場で仕事を行っている人はリーダーとしての在り方を時代と共に見直してますでしょうか。皆さんが憧れるリーダー的な存在は身近におりますしょうか。
日本の歴史上をみても織田信長、徳川家康、坂本龍馬、西郷隆盛などカリスマ的リーダーの偉人っていつの時代でも人気がありますね。
現代でいうとアマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス氏やテスラのイーロン・マスク氏などが上げられるのではないでしょうか。日本ではソフトバンクの孫正義氏、ユニクロの柳井正氏でしょうか。
そんな尊敬されるリーダは今も昔も変わらない資質はあるものの時代と共に変わっていることもあります。優秀なリーダーはそのような時代の変化にも敏感です。そんなリーダー像の変化を考察してみるのはいかがでしょうか。
二つのタイプのリーダー像
- リーダーが最も優れたアイデアを持っていないといけない。
- リーダーはわからないことを「わからない」と言ってはならない。
- メンバーに自分の案を納得させる力こそ、優秀なリーダである。
一人で何でもできて、マッチョで強い人のイメージでしょうか。
- リーダーはメンバーから色々なアイデアを引き出すことできる。
- リーダーがわからないことがあってもよい。ただし、わからないままにしない。
- チームとして出した案から、最良の案を選択する力がある。
いわゆるファシリテータのような存在でしょうか。
サーバント・リーダーシップ
ニューリーダー像が行うリーダーシップとして、サーバント・リーダーシップがあります。
サーバント・リーダーシップはアメリカで提唱され、世界で広がっているリーダシップ理論で奉仕精神にもとづくリーダーシップ哲学です。
最新のリーダーシップ論として注目されています。
相手に奉仕して、相手を導くという考え方で部下の能力を肯定することでWinWinの信頼関係を築いていくスタイルです。
Give&Takeの考え方もとても重要です。まずは相手のことをしっかりと考えて、助けること、Giveの精神を忘れないよう支援する。そして返報性の法則により、やがて自分に返ってくるといった好循環が生まれます。
サーバントリーダーシップで必要とされるスキルは
- 傾聴(肯定的)
- 共感(共感的)
- 癒し(安定している)
- 気づき(観察力)
- 説得(納得を引き出す)
- 概念化(体系化)
- 見通し(積み上げ)
- 予見力(継続性)
- 執事役(面倒見の良さ)
- 人びとの成長にかかわる(養育的)
- コミュニティづくり(協調的)
マネージャーやリーダーの皆様はチェックした結果、いくつのスキルを保持していましたでしょうか。何となくですが、戦国武将のカリスマ織田信長に当てはまるスキルは少なそうですね。戦国時代まで遡るまではないにしても、昭和のワンマン社長とも違う気がしますね。やはり、時代と共に理想とするリーダー像も変化しているんですね。
リーダーを目指す人の心得
アメリカ合衆国の政治家のコリン・パルエル氏は書籍「リーダーを目指す人の心得」の中でリーダーの条件は
「責任をもって受けもつ勇気ある人物。人々がこの人にならばついていこうと思える人物」
とおっしゃってます。
この人ならついていこうって思われる条件も、時代背景と共に学び、自らで変わっていく必要があるのではないでしょうか。皆さんにこの人ならついていこうと思える人物が身近にいますでしょうか。
SE目線の私見
わたしが社会人として入社したのは、今から20年以上前のことですが、当時のリーダー像は完全なるオールドリーダー像そのものでした。現在も、オールドリーダー像のようなタイプのマネージャーやリーダーはまだまだ多いです。今でも昔でも変わらないカリスマ的なリーダーは存在していますが、そうしたリーダーは、自分自身の信念や軸をしっかりと持っており、ぶれずに自らが先頭に立って突き進み、周りの人々が共感し、しっかりとついていくような構図は今も変わらないでしょう。
一方、サーバント・リーダーシップを実践するリーダーもいます。彼らは、優秀な人材を巻き込み、共に進めることが得意です。私自身も、カリスマというよりファシリテーションを得意とするリーダーでした。最近では、リーダーシップに積極的に先頭に立つことを避ける傾向があるようですが、サーバント・リーダーシップを持ちながらも責任をしっかりと持つリーダーは、部下からの信頼を得て多くの人々に囲まれるでしょう。