何だか気がつくと自分だけが忙しくストレス感じる
中間管理職はストレスに強いは大間違いです
こんにちは、よっしぃーです。
「ストレスを抱えるのは若年層が多い」そんなイメージをもたれている方も多いかもしれません。
以前、就活生のストレスについては以下の記事をご参照下さい。
今回は今現在において中間管理職の立場が多いであろう40代~50代世代の昭和生まれの人間は気合と根性で学生生活を乗り切っているため、ちょっとやそっとな事ではへこたれない。ストレスに強い体質だ。そんなイメージを持たれていたりしませんか。実はそんなイメージは全くの勘違いです。
中間管理職と言えば、昭和世代で根性があると見込まれ、上司からもパワハラギリギリの扱いを受けていたり、Z世代やミレニアル世代の部下にはとてつもなく、気をつかって指導したりと、知らず知らずのうちにストレスが限界になっている可能性もあります。
そんな、中間管理職が抱えるストレスを緩和するための方法をお伝えします。
ストレス別4つのタイプと対策
4つのタイプからストレス対策をチェック
自分に自信があるがゆえに
「なんでこんなにできない上司に従わなければならないんだ。」
「なんで部下は自分の言っていることができないんだ。」
そんなことでイライラして、考えてしまったり、発言してしまったりするタイプです。
■緩和方法
- 他人は自分と違って当たり前であることを認識する。
- 「急がば回れ」を意識する。急いだところで、大差はないと理解する。
- 相手を尊重することを意識する。
「これで大丈夫だろうか」
「失敗したらどうしよう」
常に自信が持てず[石橋をたたいて渡る]おどおどしてしまうタイプです。
■緩和方法
- 慎重であることも自分の強みの一つと考える。
- プロ野球選手の4番打者でも7割はアウトであると認識する。
- 失敗こそ成長の糧であると理解する。
「今日も長い1日が終わった」
「やらなきゃいけないことが多すぎる」
「土日も接待で大変だ」
常に完璧を目指すあまり、疲労でくたくたになっているタイプです。
■緩和方法
- 100点を目指さず、70点でもいいやの気持ちを持つ。
- 何でもかんでも仕事と考えず、断ることも仕事の一つと考える。
- 自分しかできないことを整理して、任せることを意識する。
「そんな指摘されるとは自分のことは何もわかってくれてないな」
「後輩を傷つけてしまったかもしれない」
「思うように動いてくれない」
コミュニケーションが苦手で憶測で物事を考えることが多く、一人いらいらしてしまうタイプです。
■緩和方法
- 詮索することをやめて、事実を優先するようにする。
- 指摘を受けて際は成長の肥やしと考える。
- 誰でもよいので相談をする。
ストレス緩和のポイント
4つのタイプ別にみて、自分に当てはまるものは緩和方法を心がけてみましょう。
全体を通して大切なポイントとしては自分自身がどのタイプでストレスをかけているかを理解することが第一ステップです。中間管理職の年代はストレスを意識すことが少ないので、何となくで乗り越えてしまえる人たちも多いです。中間管理職は忙しい時こそ、冷静に自分の仕事の棚卸しをして、部下に任せられるものがないかを整理することが大切です。
ポイントとしては「管理職の判断が伴う作業か否か」をみて、判断が伴わない作業は極力、任せてみましょう。判断が伴う作業でも一緒にやっていく事で部下は育っていくので自分しかできない作業も減っていきます。真剣に話してみると、意外と「もっと仕事を任せてほしい」そう思っている部下も多いものです。
その際にもう一つ気を付けるべきことは、「べき思考」をやめ、部下の考えも尊重することを忘れないようにすることです。
SE目線の私見
わたしの体験上で中間管理職の時にストレスを感じなかったかというと、ウソになります。しかし、それ以上にやりがいがあります。一個人としての目標から、チームとしての目標に変わっていくからです。やれることも大きくなっていきます。中間管理職の立場を経験してみて思う事は、その立ち位置にやりがいを感じるタイプと感じないタイプの二手に分かれる気がします。
それは「責任感」の捉え方に違いがあることが多いです。
「部下の責任も上司の責任」責任範囲が大きくなるだけと考える人も多く、上司は部下が納得する動きができないことに耐えられない人が多いのかもしれません。
それこそ考え方次第です。心理的安全性など言った言葉もあるように、チーム皆の意見を出し合って成果を上げるんです。1人の中間管理職が全責任を背負ってやれる成果はたかが知れてます。チーム全体で一人ひとりがしっかりした役割をもって、成果を出す。「中間管理職も良いメンバーに支えらえる」それが理想ではないでしょうか。やっぱり信頼関係が大切ですね。