就活中に先輩社員やOB・OGにはどんな質問をするべきだろうか。
会社の雰囲気がより分かるように掘り下げた質問をしましょう。
こんにちは、よっしぃーです。
会社説明会や会社見学に行ってみたものの、やっぱり会社の雰囲気って分かりづらい。そう思っている方も多いのではないでしょうか。
会社の雰囲気や文化を知ることは会社選びには欠かせないポイントでしょう。より鮮明に知るために先輩社員やOB・OGへの質問が重要です。
仕事研究やインターンシップも終わり、会社説明会が本格化しており、会社選びに悩まれている学生も多いのではないでしょうか。
働き方も多様性を求められる昨今ですが、自分のやりたいこと、自分にできることなどと自らの棚卸しをしていく中で見えてくるものあるでしょう。
そんな中、今どんな会社(やりたい事業)で働きたいという思いよりも、どんな人と働きたいといった願望のが強い人が多いです。
「会社の雰囲気はどんな感じでしょうか?」そんな就活生の質問がもっとも多いのは、そういった所を重視しているからではないでしょうか。
しかし、その一つの質問だけで会社の雰囲気がわかれば、苦労はしません。もう少し踏み込んで、自分自身が会社で働くことがイメージできるかどうか。そういった所まで掘り下げていけると良いのではないでしょうか。
以前、就活中の面接時の質問の重要性につきましては、以下をご参照ください。
こちらは、面接時の質問に関してですが、今回は先輩社員やOB、OG訪問時の質問といった内容で
人事部門の担当者や面接官への確認や質問とは異なります。
就活前の事前準備にすべきこと
企業選びに重要な質問の話をする前に絶対におススメしておきたいのは、自分自身の棚卸です。マインドマップなどを利用して掘り下げてみたり、ストレングスファインダーを利用して診断してみると良いでしょう。
これから社会に出ていくことになるので、働くことについての意義についても抑えておくべきでしょう。働く意義については以下の記事をご参照ください。
この働く意義を自身で確認した上で、自分自身はどのような仕事をどのような環境で、どのような人達と働きたいのかを考えてみるのが良いでしょう。
働く上前のセルフチェック4点
具体的に掘り下げるために4つのチェックをしてみましょう。
仕事とプライベートをはっきり分けて考え、個々の時間を大事にする人か。
プライベートでも付き合いを大事にする人か。
明る人が多いか。職人気質が多いか。勉強熱心な人か。
緩い感じの人か。自分と同じ考えを持っている人か。
コミュニケーションが活発な職場環境か。
静かに落ち着いた職場環境か。
テレワークが多い職場環境か。
外出したり、出張することが多い職場環境か。
お客さんと触れ合う機会が多い職場環境か。
理念や社訓など、組織文化は自分の腑に落ちる内容かどうか。
向かうべきビジョンにも興味を持てるどうか。
会社に入って30代を超えた自分が、会社で活躍することが、想像できるかどうか。
楽しく明るい10年後が重い浮かぶかどうか。
先輩社員やOB・OGに聞くべき質問3選
会社の雰囲気はどんな感じでしょうか?
とても風通しの良い会社ですよ
どのような所にそう感じますか?
深堀することがポイントです。
風通しの良いという表現は人それぞれで千差万別です。自分がイメージする風通しの良さと合致しているかどうかを深堀しましょう。
上下関係なく意見が言えるような雰囲気が風通しの良さなのか。
社内メンバーで業務外などの活動(フットサル、ボーリング大会等)が多いのが風通しの良さなのか。答えてもらっている先輩社員の解釈で判断することなく、事実を聞いた上で自分のイメージと関連付けることが非常に大切です。
例:「年次を関係なく意見が言える」「全員がさん付けで呼ぶ」等
その上で自分の思う「風通しが良い」と合致しているかどうかで考えてみましょう。
休日はどんなことをされてますか?
休日の過ごし方を聞いてみることは、ワークライフバランスを聞く上で、重要なポイントです。
休日は寝ていることが多いなぁ
そんな答えが返ってきたとなれば、仕事が忙しく疲れ切っている可能性が高いです。
登山が趣味で毎週のように行っています
このように、趣味に没頭しているような返答の場合は、オンオフの切り替えがしやすい職場と言えます。
その他にも雑談から本音がもれることは多々ありますので、可能な限り様々な質問をして、よく観察してみると良いでしょう。
仕事の一日の流れについて教えてください。
朝メールを見ることからはじまり・・
具体的な働くイメージがつきやすくなります。
この3つの質問は必ずしてみたほうが良いです。質問する上でのポイントは「事実」と「解釈」を分けて聞くことに注意して深堀することです。
SE目線の私見
冒頭で「仕事はどんなことをするかよりも誰と仕事をするか」という話をしましたが、一部の職種を除いて、ほとんどの職種において誰と仕事をするかが重要ではないでしょうか。
特にSEの仕事ではチームワークが大切で、自己成長においてもかなり重要です。 「上司ガチャ」などという言葉もありますが、成長するかしないかは自分次第とよく言われますが、実際の現場ではそれだけではないこともあります。働く環境や上司、運など、様々な要因から人は変わります。若いうちからできるだけ多くの人と関わり、柔軟な発想ができるようになることをお勧めします。
いつからでもチャレンジは可能ですが、年を取って気がついたら狭い視野で物事を考えることしかできず、自分ができることが限られてしまうこともあるかもしれません。そういう意味では、就職活動においても、できるだけ多くの会社や人と交わる機会をつくり、人を観察していくと、自分自身が「ここで働いてみたい」と思える会社に出会う可能性が広がるのではないでしょうか。