テレワークで部下はしっかり仕事ができているだろうか・・・
テレワークでどこまで質問してよいのだろう・・・
立場や役割によって、テレワーク中に感じることは異なります。
こんにちは、よっしぃーです。
誰とも会話する事なく、一日の仕事が終わった。
成果に関する評価やコメントを口頭でもらうこともないので、仕事に対する達成感もあまりない。
テレワークが定着してきたが、周りにすぐ聞ける人もいないし、何かと色々不安だ。そう感じている人も多いのではないでしょうか。
採用活動を行っていると「御社でのテレワークの比率はどのくらいでしょうか?」そんな質問も多いです。
新型コロナウィルス禍において、テレワークへの移行と働き方の多様性を検討することが必要不可欠となっている昨今です。同時にオフィスに出社することの価値についても見直されてきました。
米テスラの最高経営責任者(CEO)であるイーロン・マスク氏は、テレワークを認めず、最低でも週に40時間のオフィスへの出勤を義務付けるという方針を取りました。つまり、1日8時間×週5日のオフィスでの勤務が求められるということです。このテレワークを続けることを選択した社員は解雇されるという過激な通達が話題になったこともありました。
これは、働き方の多様性といった時代に反するものと見られ、反発や批判の声も上がっていたようです。しかしながら、このような過激な発言が正当かどうかはさておき、以前の働き方に戻すという考え方も存在します。
テレワークの現状
企業や社員、学生の傾向はどうでしょうか。
1~2年前(コロナウィルスが発生直後)
企業
オフィスに出社して働いていた状況を急いでテレワークにシフトしていきます。
社員
コロナウィルスの感染を恐れて、テレワークでの働き方を強く希望する人が増えていきます。テレワークにすることで無駄な通勤時間も削減できます。
学生
会社選びの条件にテレワークができる会社を希望する学生が増えてきます。
現状(2022年10月)
企業
企業ごとに選択肢が増える。
- テレワークはやめて、オフィスワークに戻す。
- 全面テレワークへシフトして、オフィスをなくしてしまう。
- ハイブリッドワークとし、オフィスをコワーキングスペース等に見直しする。
社員
テレワークに慣れてしまう社員と出社を希望する社員の2極化される。
学生
テレワークができる会社を希望する学生とオフィスワークができる会社を希望する学生とどちらもいる。
テレワークの課題
テレワークになることによって、若手社員の目線と経営者・管理職の目線でどのような課題が生まれてくのでしょうか。
若手社員
- 1人暮らしで仕事していると1度も人と話す機会もなく、孤独を感じることがある。
- 外に出る機会がなくなり、オン・オフの切り替えがしづらい。
- 先輩・上司が近くにいれば簡単に聞けることが聞きづらい。
経営者・管理職
- 姿が見えない為、適切なサポートができない。できているのかがわからない。
- 評価基準は成果でしか見れない。普段の努力が見えづらい。
- 些細な雑談もできないことでアイデアが生まれない。
SE目線の私見
コロナ禍の影響で働き方をテレワークに移行したタイミングでは、私は技術部門の管理職であり、人事部門に異動する前でしたが、経営者・管理職目線での課題の解決に向けて、月に1回定期的に即1on1ミーティングを実施するようにしました。それでもオフィスでの勤務とは大きく異なり、普段の声かけや雑談が大好きな私にとっては、まだデメリットの方を多く感じていました。
SEの仕事でプロジェクトを進める上では、ゴールに向かって一枚岩になる「一体感」が非常に重要です。そのツールとしてコミュニケーションがあるわけですが、オフィスで対面で仕事をしていれば、早期に解決できたであろう課題でも、1on1やオンラインミーティングではかえって時間をかけてしまう場面が多く見受けられました。
「フル出勤」にするのが得策であるかどうかは別として、どうやらオフィスワークにはオフィスワークの価値がありそうですね。
今年の4月にはコロナの影響で閉塞されていたイベントもやや緩和され、新人歓迎会など、久しぶりにリアルに人と接することの楽しさを実感した人も多いのではないでしょうか。
1人で集中してテレワークを活用して生産性を高めて仕事をする方のが、効率が良い場面もあることは否定できませんが、その生産性を高めるためにも、オフィスでリアルに人と人のコミュニケーションをとることで、働く喜びやモチベーションが高まり、エンゲージメントが高まるのではないでしょうか。
ワークライフバランスは大切で、働き方の多様性を考えることは社会課題として、これからも進んでいくことは間違いありませんが、組織において、最適なハイブリッドで柔軟性の高い働き方を模索していくことは、しばらく続きそうですね。
仕事をするのも人ですが、成果を喜んでもらうのも人(お客様)、喜びを分かち合うのも人(仲間)です。身近で感じることも大切です。