皆の前で大切なことを話しているのに行動していくれない。なぜ?
プレゼンのやり方に問題があるかもしれません。
こんにちは、よっしぃーです。
他人の話を聞いて即座に行動に移したことはありますか。
素晴らしいスピーチやプレゼンを聞いて、思い浮かぶ光景はありますか。皆さんはどうでしょうか。
私自身は、やはり「スティーブ・ジョブズ」のスピーチが頭に浮かびます。iPhoneの発表会やスタンフォード大学のスピーチは、世界中の多くの人々の心を動かしましたよね。 顧客に商品を売り込むために、新入社員研修で講義をするために、会社の説明会で学生の心をつかむために、プレゼンテーションは欠かせません。人々が行動を起こすためには、どのようにプレゼンすれば良いのでしょうか。
伝わるコンテンツ
プレゼンは準備段階が極めて重要です。内容をしっかりと理解してもらうためには、実際に言葉で伝えるコンテンツをまとめて整理しておくと良いです。そのためには、自分自身で決めたフォーマットがあると便利ですね。
このフォーマットで明確に整理したコンテンツ作りをすると伝わるコンテンツができます。
上記は就職活動中の学生を対象にした人事担当者が会社説明会のプレゼンをする際の例ですが、会社説明会のコンテンツを作る際に必要な骨組みを整理できますね。
物語で伝える
人の心を動かすには、相手を物語に引き込むことが有効です。
物語を構成するには
「状況⇒困難⇒挑戦⇒失敗・挫折⇒克服」
この構成で考えると良いです。この構成はどんな物語でも有効です。子供が観る戦隊もの、時代劇、人気ドラマ等を想像してみてください。基本的には全てこの構成が成り立っているのではないでしょうか。
状況
話の前提として、物語を進めるために、現在の状況を説明し、聞き手と共有する必要があります。
困難
困難を乗り越える物語は人々の感動を生み出します。他の人が経験していないようなさらに高い壁を乗り越えたエピソードは、人々の心を引きつけます。
挑戦
聞き手に「行動したいが、なかなか実行に移せない人」が多くいる場合は、挑戦した時の体験を伝えることが、聞き手を勇気づけ、話に引き込まれます。
失敗・挫折
挑戦には失敗や挫折がつきものであることも伝えるべきであり、失敗が大きければ大きいほど、それが自己成長の糧になることも伝えると良いでしょう。
克服
乗り越えた達成感は何事にも代えがたい。克服した時の感動を伝えると、『やってみよう!』という気持ちにつながります。
伝わる話の施策
プレゼンをする対象層によりますが、どんなプレゼンでも理解されなければ意味がありません。図などを活用し、文字はできるだけ少なく、簡潔かつ具体的に伝えるよう心がけましょう。
データを活用して比較すると、聞いても理解しやすくなります。数字に基づいて示された根拠は説得力があり、伝わりやすいです。
ずっと難しい話を続けていても、聞き手の脳はパンクしてしまいます。プレゼンを聞く側への配慮も大切です。緊張感を和らげ、興味を持ってもらうことが重要です。
SE目線の私見
わたしのSE経験の中では、多くの人の前でプレゼンを行う機会はあまりありませんでした。しかし、顧客に対して設計書や要件定義を説明する機会は多くありました。こうした場面でも人を動かすプレゼンの技術は必要です。まず、顧客に納得してもらわなければなりません。どのように伝えるかは、SEの時から学んできました。
最近では、人事の立場でプレゼンをする機会も増えました。プレゼンが終わった後、多くの人が何も行動しないことがほとんどだと思います。そのため、『このプレゼンが終わった後、ほとんどの人が何も行動しないでしょう。本日聞いたことを無駄にしないためにも、ぜひこの後、今日中に行動してください』という言葉で直接アピールするだけでも効果があるかもしれません。
ここで改めて、ジョブズのようなプレゼンについて考えてみましょう。すべてがしっかりとできていることがわかりますよね。その場で簡単そうに見えても、実際にはしっかりとした準備を怠らずに行われていたのではないでしょうか。