ビジネスで活かすことのできる読解力を高める3つの方法

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経営者・人事
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こんなに丁寧に説明しているのに、なぜ伝わらないのだろうか・・

よっしぃー
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ビジネス読解力が足りていない可能性があります。

こんにちは、よっしぃーです。

最近、本を読んでいますか?昔のように何か分からないことがあれば、図書館に行って調べたり、勉強したいことを本で学んだりするようなことをしなくても、読書離れと呼ばれる昨今があります。しかし、1日の中で少しの時間でも読書に費やすことができるでしょうか。昔のように読書をしなくなり、必要な情報はインターネットやYouTubeの動画などでほとんどのことを得ることができるようになりました。この時代の利便性は素晴らしいことですが、思考力が低下し、問題を解決するために考えたりすることもせず、脳が活性化されず、新しいアイデアが生まれなかったり、ビジネスにも影響が出てきます。最近では、子供たちがテレビを見ないでスマホに夢中になっている傾向があります。子供だけでなく、大人も同じような状況になっているでしょうか。

【公益社団法人】全国学校図書館協議会の調べによると、2022年5月1か月間の平均読書冊数は

  • 小学生は13.2冊
  • 中学生は4.7冊
  • 高校生は1.6冊

そして、1冊も本を読まない人の割合は

  • 小学生は6.4%
  • 中学生は18.6%
  • 高校生は51.1%

大人になるにつれて、読書から遠ざかってしまう傾向があります。高校生では、二人に一人が1冊も本を読まないため、読解力が欠落してしまうことが問題視されています。このような状況から、ビジネスにおいてどのような損失が生じるのか、また今、なぜ大人が読解力を鍛える必要があるのかを考えてみましょう。

なぜ読解力が必要か

よくある事例

ビジネスの中でよくある事例でこんな体験ありませんか。

  • マニュアル通り動かしているがうまく動作しない。
  • こちらがメールで依頼していたことと違うアウトプットがでてきた。
  • 資料に書いてあることを全く理解できていない。
  • 質問したことと違う意図の回答が返ってきた。

このように、コミュニケーションにずれが生じている状況では、作業のやり直しが発生し、仕事の生産性も低下してしまいます。仕事の生産性が低下すると、顧客からの信頼も失われ、仕事も次第に減少してしまいます。企業は組織として弱体化してしまいます。

なぜ起きるか

では、なぜこのようなことが起きてしまうのでしょうか。その原因は何でしょうか。 原因の多くは、文章や言葉から物事や意図を正しく捉えることができていないためです。つまり、文章や言葉を正しく理解できていないことです。ビジネスの世界ではよくあることで、非常に重要です。どんなにスピーディーに仕事をこなしていたとしても、コミュニケーションにずれが発生していたり、語彙力が低い場合は、良いアウトプットを出すことができません。これでは、仕事をこなしているとは言えません。 もちろん、こうしたケースは、受け手側だけが原因ではないこともあります。仕事を依頼する側が文章や口頭での伝え方が雑だったり、分かりづらかったりすることもあるでしょう。 しかし、読解力があれば、不足や不備に気が付くことができます。気づくことができれば、質問や指摘ができます。伝える側も同様で、不足や不備をなるべく少なく伝えることができます。

読解力を鍛える方法

読解力を高めるには、常に本を読むことがなにより大切です。ただし、ビジネスで活かされる読解力を身に着けるには本を読むだけでは不足かもしれません。

ビジネスで活かすことのできる読解力を高める3つの方法

調べる癖をつける

少しでもわからない言葉が文章で出たり、話で聞いたりしたら、すぐ調べましょう。曖昧な理解のままにしておくと、調べない癖が積み重なり、年を取るごとに薄っぺらい理解しかできなくなり、取り返しがつかない状態になります。

理解したことをアウトプットする癖をつける

理解を確実なものにするためには、アウトプットが重要です。SNSでもブログでも良いでしょう。アウトプットしてみることです。実際にやってみると、自分の理解度の薄さに気づくことがあります。また、他の人に話してみることも良いでしょう。

図を描く癖をつける

人に説明したりする際には、図は最適で有効です。また、自分の頭の中を整理するためにも、図を描くことは非常に効果的です。ただし、理解度が低い場合は、苦戦する可能性があります。

SE目線の私見

SE業界では理数系の専門知識がビジネスに有効であるというイメージがあるかもしれませんが、確かにコンピュータで扱うデータは0と1の2進数であったり、プログラミングには数学的な考え方が必要です。しかし、実際にビジネスを行う上で必要なのは、人との関わりやコミュニケーション能力です。システムを作り上げるためには、関係者間での認識齟齬を解消し、設計書を作成したり伝えたりすることが必要です。

わたしは多くの本を読むようにしていますが、読書速度は遅いです。しかし、コミュニケーション能力を向上させる上で役立つ情報を得られるため、積極的に取り組んでいます。また、読解力を高めるために一人ひとりが自発的に取り組むことが重要であり、そのような文化が醸成されることで組織の成長に繋がるでしょう。今後は、読書発表会などを通じて、このような文化を育むことが企業にとっても良いことだと思います。

私のおススメ本は以下をご参照ください。

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