最近よく聞くレジリエンスとはいったい何だろうか
レジリエンスを理解し、レジリエンス高めることが必要不可欠です
こんにちは、よっしぃーです。
ストレス社会と言われている昨今ですが、皆さんはストレスをためないようにと日々、心がけていることなどはございますでしょうか。以前ストレス解消法については過去に以下の記事を上げました。
「ストレスはためない。」「一日寝てしまえば、リセットされる。」そんなストレスに強い人でも、全くストレスを感じない。そんなノンストレス社会の実現はなかなか難しいのではないでしょうか。だからといって、ずっとストレスをため続けて、メンタル疾患となってしまっては、正常な状態に戻すのも一苦労です。そんな社会を生きていく上でストレスに折れないメンタルを手に入れるために今「レジリエンス」という言葉が注目されています。ことレジリエンスを高めていくこと、強化していくことが大切です。
レジリエンスとは
皆さんはどんな時に心が折れますか?ストレスを感じますか?
- 上司に叱られた時
- 努力はしたが目標を達成できなかった時
- 大事な試合で負けた時
- 何かの災害で被害にあった時
- 自分の思いが伝わらないと時
色々な場面が想定されますが、人間、生きていれば、どこかしらで何かしらのダメージを負う瞬間は必ずあります。そんな時、同じダメージを受けても回復するスピードやそれを糧にして、より頑張ることができるかどうかは人によって異なります。
この人によって異なる違いが「レジリエンス」で精神的回復力、復元力、再起力などと訳されます。
この「レジリエンス」が高い人と低い人でストレス耐性に差がつくということですね。
レジリエンス強化に必要な能力
レジリエンスを強化するために必要な能力はどんな能力があるのでしょうか。
最低限必要な能力を三つ考えてみましょう。
逆境や困難に直面してどん底状態からでも、すぐに元の状態に戻ることができる
予期せぬ出来事や変化に抵抗することなく合理的に対処し、受け入れることができる
打たれ強い精神をもってダメージ・ショックをエネルギーに変えることができる
レジリエンスを強化するための5つの要素
さて、必要な能力がもともと備わっていれば苦労しないでしょう。能力が備わっていないから苦労するわけです。では、レジリエンスを強化するための5つの要素を整理してみましょう。
厄介な解釈を修正する
- 絶対にこうあるべき思考
- もうおしまいだと考えるネガティブ思考
- 白か黒で判断する白黒思考
これらの解釈を
- 根拠となる事実や逆の真実を探す
- 代わりの考えを見つける
- 自分の役に立つ考えを選択する
といった解釈で修正しよう
4つの良い習慣を
- 好きな音楽を聴いてドーパミンを増加する
- とにかくたくさん笑う
- 睡眠時間、食事と規則正しい生活を意識する
- 良いこと良かったことを思い出してノートに書き出してみる
家族、友人、同僚などから4つのサポート
- 共感や励ましなどの情緒的サポートをもらう
- 役立つ情報やアドバイスなどの情報的サポートをもらう
- 物やサービスを提供してくれる道具的サポートをもらう
- 肯定的な評価や褒めてくれる評価的なサポートをもらう
遠慮することなくサポートをもらうようにしよう。
自信を高めるために必要な4つの要素
- 実際に何かを達成した経験を考える
- 目標となる人を見つける
- 周囲の人から励まし、良い評価をもらうこと
- ポジティブな気分・感情を意識してみる
4つの要素で自身を高めてみよう。
自分なりの信念をしっかり持つことが大切
- 自分の仕事はどんなことをしている?
- 自分の仕事は誰の何の役に立っている?
- 自分の仕事はどのような形で社会に貢献している?
上記答えを考えてみることで、自分の信念をもってみよう。
SE目線の私見
SEの世界では、「期日は絶対、根性、気合い、徹夜」そんな文化で頑張っている現場もまだ、少なからずあるのではないでしょうか。私自身もそのような経験はあります。とにかく、遅くまで頑張っていることが顧客に向けた頑張っているアピールになったりもしているのではないでしょうか。しかし、ちゃんとした見方ができる人達も増えてきて、今は「ストレスを抱えた状態でガッツで乗り切るような働き方で果たして生産性が出ているのだろうか。」そのような見方で考えることができる顧客やリーダー、マネージャーも増えてきました。レジリエンスを強化するために5つの要素では、【人間関係】については一人だけではどうにもならないところもありますが、他の要素は今からでも地震で意識して取り組むことができる要素です。考え方や習慣を少しづつでも変えて、取り組んでみることでレジリエンスが強化されストレス耐性に強い自分に生まれ変わっていくことができます。この5つ要素を知識としてチーム内で共有するだけでも、ストレスの強いチーム作りに効果を発揮するかもしれません。