笑顔あふれるポジティブな組織風土を作るには

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職場が静かで何だか雰囲気が暗い。

そのみち
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笑顔が増えるポジティブな組織風土を作りましょう。

こんにちは、そのみちです。

笑顔あふれるポジティブな組織風土を作るには

皆さんの職場には、周囲に活力を与え、明るい雰囲気を作り出すような素晴らしい人材がいますか?
逆に、他人のやる気を奪い、ネガティブな空気を広げてしまうような人が増えていませんか?

ポジティブな組織風土を築くには、周囲に良い影響を与える人材の存在が欠かせません。そんな人材を育て、組織全体でポジティブな文化を醸成するにはどうすればよいのでしょうか。


周囲に良い影響を与える人の特徴 5つ

職場の中にいる「雰囲気を良くする人」には、共通する特徴があります。それは次の5つです:

  1. 心身の健康状態が良好
  2. 会社や仕事を楽しんでいる
  3. ストレスに強い
  4. 仕事に対する姿勢がポジティブ
  5. エンゲージメントが高い

このような人材がいる職場は、自然と良い雰囲気に包まれていきます。ですが、こういった特性を持つ人材を増やすのは簡単ではありません。個人だけでなく、組織全体で取り組むことが重要です。


ポジティブな組織風土を作るための取り組み

では、ポジティブな組織風土を作るために具体的に何をすれば良いのでしょうか。以下にいくつかのポイントをご紹介します。

1. コミュニケーションを促進するインフラの整備

リモートワークの普及により、コミュニケーションが希薄になっていませんか?
定期的なオンラインミーティングを開催したり、TeamsやSlackなどのチャットツールを活用することで、距離を感じさせないコミュニケーション環境を整備しましょう。また、社内専用SNSを導入し、情報共有や交流を促進するのも効果的です。


2. 管理職向けの研修の実施

ポジティブな組織風土を作るには、まず管理職が変わる必要があります。管理職の忙しさや威圧感が部下との壁を生むと、職場全体の心理的安全性が低下します。そこで、管理職を対象に「心理的安全性」や「ウェルビーイング」に関する研修を実施し、実践を促しましょう。さらに、1on1ミーティングを定期的に実施して、部下との距離を縮める努力を続けることが大切です。


3. 社内イベントの開催

「仕事とプライベートは分けるべき」と考える人もいますが、それだけではポジティブな職場環境は生まれません。たとえば、スポーツサークルやゲームイベントなど、気軽に参加できる活動を開催しましょう。普段とは違う上司や部下の姿を見ることができ、自然と絆が深まります。こうしたイベントは健康促進にも役立ち、職場全体の活性化につながります。


ポジティブな組織風土を育む3つの戦略

ポジティブな組織風土を実現するには、個々の意識改革だけでなく、全体的な戦略が必要です。以下の3つの戦略を参考にしてみてください。

1. ポジティブな人間関係の構築

  • 欠点を指摘するのではなく、良いところを認めて褒める
  • 互いに助け合い、感謝を伝え合う環境を作る

2. ポジティブなコミュニケーション

  • プロセスに寄り添う:結果だけで評価せず、一緒にプロセスを振り返る
  • 感情を共有する:正直な感情を伝えることで関係性が深まる
  • 代替案を示す:否定ではなく、共に考え改善策を提案する

3. ポジティブな意味づけ

仕事に意味を見出すことで、日々の努力が前向きに続けられるようになります。有名な「聖堂を建てるレンガ職人」の例のように、自分の仕事が誰のために役立っているのかを考えることが重要です。


自分がポジティブな影響を与えているかをチェック

以下の項目に当てはまるか、ぜひ自分を振り返ってみてください:

  • 同僚の困難に気づき、思いやりを示している
  • 日々、同僚に感謝の気持ちを伝えている
  • 同僚に強みをフィードバックすることが多い
  • ネガティブなフィードバックは結果だけでなく、プロセスに焦点を当てている
  • 仕事の意義や目的を明確に伝えられている

これらを意識するだけでも、周囲にポジティブな影響を与えられるようになります。


そのみちコメント

スポーツの世界でも、SE(システムエンジニア)の世界でも、組織風土は時代とともに変わってきました。かつては「阿吽の呼吸」のように少ない言葉で通じ合う時代もありましたが、今は言葉で明確に目的や目標を伝えることが求められます。

誰かに認められたり、褒められたりすることで生まれる「笑顔」には、職場環境をポジティブに変える力があります。その笑顔が広がれば、職場全体が明るくなり、個々のパフォーマンスも向上します。
ポジティブな組織風土を作るための第一歩として、自分自身がポジティブな影響を与える存在になることを目指してみてはいかがでしょうか。

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