職場が静かで何だか雰囲気が暗い。
笑顔が増えるポジティブな組織風土を作りましょう。
こんにちは、よっしぃーです。
皆さんの職場には、周囲に活力を与えたり、人々の気分を高めて力を引き出すような素晴らしい人材はいますでしょうか。逆に、他人の気力を奪い、弱気にさせたり、人々の良い気分や情熱を奪ってしまうような嫌な人材が多くなっていませんか。ポジティブな組織風土を築くためには、周囲に良い影響を与える人材が必ず必要になりますが、思い浮かべる人はいますでしょうか。
周囲に良い環境を与える人の特徴5点
職場に一人や二人、周囲に良い環境を与えている人いませんか。
そんな人はどのような特徴があるのでしょうか。
- 心身の健康状態が良好である
- 会社や仕事が好きで楽しんでいる
- ストレスにめっぽう強い
- 仕事に対する姿勢が常にポジティブ
- エンゲージメントが高い
このような特徴の人材があつまる職場に良い雰囲気に変わっていきます。
こんな素晴らしい特徴の人たちを多く生み出すのは容易ではありません。
組織全体で風土として醸成させていく必要があります。
ポジティブな組織風土を作るには
それでは、そんなポジティブな組織風土はどのように作っていけば良いでしょうか。
テレワークで働く人も増えていることから、コミュニケーションが少なくなった人も多いのではないでしょうか。しかし、コミュニケーションにはさまざまな方法があります。定期的にオンラインミーティングを行ったり、TeamsやSlackを活用してチャットしたり、社内専用のSNSを構築してみることも良いでしょう。
組織風土を作り変えるためには、上層部から徹底的に変革する必要があります。しかし、管理職の方々は忙しくて声をかけにくい状況にあります。怒られたり、報告しにくいといった状況では、ポジティブな組織風土を築くことはできません。まずは管理職を対象に、「心理的安全性」と「ウェルビーイング」に関する研修を実施し、実践していただくことが重要です。さらに、管理職の方々は部下との定期的な1on1ミーティングを行い、距離を縮める努力をすることも大切です。
「会社とプライベートは別」という考えを持っている人もいますが、それではポジティブな組織風土は作れません。運動系の趣味で集まるスポーツサークルやゲームを楽しむ会でも良いでしょう。上司が積極的に声を上げてイベントを立ち上げていきましょう。運動系は健康にも良いです。そのようなイベントでは普段見せない上司や部下の姿などが見られたり、絆が深まるチャンスもあります。
これらのことを実施することにより、ポジティブな組織風土が作られ、組織全体で好ましい思考や行動を生み出す環境作りができるでしょう。
3つのポジティブ戦略
ポジティブな組織を作るにも戦略が必要です。
各個人が周囲に良い影響を与えながらいきいきと力を発揮するにはどうすればよいのでしょうか。
1.ポジティブな人間関係の築き方
褒められて嫌な思いをする人はいません。欠点をせめるよりも、うまくいってる点を認め、褒めることが大切です。互いに助け合い、互いに讃えあうような人間関係が理想でしょう。
2.ポジティブなコミュニケーションの取り方
コミュニケーションの取り方には3つのポイントがある。
出てきた提案の結果だけで、良し悪しを判断せずに、プロセスを一緒になって確認していきましょう。
個人的な意見も正直に伝えてみることが大切です。心と心でぶつかり合うこと必要でしょう。それによって、関係性が深まることもあります。
全面否定するのではなく、代替案を一緒になって考えることが大切です。
3.ポジティブな意味づけ
自分のしていることは正しく善良な行為だと確信するほど、仕事に意味を持つようになります。
有名な聖堂を建てるレンガ職人の話があります。
「あなたは何をしているのですか?」の質問に
- 命じられたままに作業するだけ「レンガを積んでいるんだ」と答えるか
- 仕事を業績と捉えて、自分の地位と名誉のために「大きな建物を作っているんだ」と答えるか
- 仕事に社会的意義を見出し、誰のどんな役に立っているのか理解し「歴史に残る立派な聖堂を作るんだ、人々が集まり幸せな場所にするんだ」と答えるか
仕事の意味づけを明確に理解することができれば、たとえつらい仕事でも、前向きに努力が継続できますね。
周りにポジティブな影響を与えているか
自身が周りの同僚にポジティブな影響を与えているかどうかをチェックしてみましょう。
- 同僚の抱える困難に気付いて思いやりを示せてますか
- 日々多くの同僚に感謝の気持ちを伝えてますか
- 同僚たちに弱みよりも「強み」に関するフィードバックを多く与えていますか
- 同僚の行為にネガティブなフィードバックをする時は、結果だけでなく、プロセスにフォーカスして話をしていますか
- 取り組んでいる仕事の社会的意義や誰のどんな役に立っているのかを明らかにして、目的を伝えてますか
これらの心掛けができれば、ポジティブな影響を与えることができます。
SE目線の私見
スポーツの世界でも、SEの世界でも、昔と今では組織風土も異なっています。『阿吽の呼吸』という言葉があるように、多くの人が関わる仕事でもわずかな言葉でも、心が通じ合っている人々の行動が同じ方向に上手く向かっているような時代もありました。今は目的や目標を明確に言葉で伝えることが重要です。
相手に褒められたり、認められたり、それが言葉として伝えられれば、笑顔も生まれます。笑顔が生まれれば、自然と職場環境もポジティブな組織風土に変わっていくでしょう。