オンラインコミュニケーションで9つのチェックと5つの工夫

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マネージャー・リーダー
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オンラインでのコミュニケーションは少し難しいなぁ・・

そのみち
そのみち

対面と異なるオンラインですので、ちょっとした工夫が必要です。

こんにちは、そのみちです。

オンラインコミュニケーションで9つのチェックと5つの工夫

コロナ禍によりテレワークが一般化した現在、職場でのコミュニケーションもオンラインへと移行しました。この変化に伴い、さまざまな課題や新たな可能性が生じています。

一部では「ストレスが軽減された」という声もある一方で、「意見の食い違いが増えた」「コミュニケーションが不足している」といった悩みを抱える人も多いのが現実です。オンラインコミュニケーションの課題に向き合い、改善していくことが、これからの働き方には不可欠です。

今回は、オンラインコミュニケーションがうまく機能しているかを確認する9つのチェックポイントと、簡単な工夫で改善できる5つの方法をご紹介します。


オンラインコミュニケーションの課題

まずは、オンラインでのコミュニケーションにおける課題を整理してみましょう。上司と若手社員、それぞれの目線から見ると、以下のような悩みが浮かび上がります。

上司が抱える悩み

  • 部下の成長を感じられない
  • 部下の熱意や姿勢が伝わりづらく、評価が難しい
  • 部下が言われたことしかやらない
  • チーム全体の仕事の状況を把握しにくい
  • 部下の体調や調子の変化に気づきにくい

若手社員が抱える悩み

  • コミュニケーションを取る際に躊躇してしまう
  • 職場で人と触れ合う機会が少なく、関係性を築きにくい
  • 自分を知ってもらう機会が少なく、不安を感じる
  • 同僚と気軽に話す機会が減少
  • 他の社員がどんな仕事をしているのか見えない

こうした課題を解決するためには、オンラインでのコミュニケーションを意識的に改善する必要があります。


オンラインコミュニケーションの9つのチェックポイント

まずは、オンラインコミュニケーションが十分に機能しているか、以下のチェック項目で確認してみましょう。

  1. 相槌やジェスチャーを意識的に行っていますか?
    相手に「話を聞いている」ことを伝えられていますか?
  2. 相手が話している最中に別の作業をしていませんか?
    視線が画面外にいき、相手に不信感を与えていませんか?
  3. カメラオフばかりでミーティングしていませんか?
    表情やリアクションが見えないと、コミュニケーションの質が低下します。
  4. 音声環境は整っていますか?
    音声が途切れる、聞き取りにくいなどの問題はないですか?
  5. 部下の雑談を減らしていませんか?
    出社時には自然にできていた雑談が、オンラインで消えていませんか?
  6. 会議が情報共有だけで終わっていませんか?
    事務的に終わる会議では、意見交換や活発な議論が生まれにくいです。
  7. オンライン会議で意見が出ていますか?
    一言も発言しない参加者が多い状況になっていませんか?
  8. メッセージが冷たく感じられていませんか?
    文章だけのやり取りで、相手に「冷たい」と思われていませんか?
  9. 部下がサボっていないか疑うことばかりしていませんか?
    オンライン状態やオフライン表示ばかり気にしていませんか?

オンラインコミュニケーションを改善する5つの工夫

オンラインでのコミュニケーションは、少しの工夫を加えるだけで劇的に改善できます。以下のポイントを意識してみましょう。

1. 語尾や顔文字、スタンプを活用する

メッセージの語尾に「!」や「?」をつけたり、適度に顔文字やスタンプを使うことで、感情が伝わりやすくなります。表情が見えない分、明るいトーンを意識するのがポイントです。

2. メッセージを送る前にチェックする

文章が冷たく感じられる表現になっていないか、誤解を生む表現がないか、送信前に一度確認しましょう。

3. 返事はできるだけ早くする

相手の行動が見えないオンライン環境では、迅速なレスポンスが信頼感を高めます。遅くなった場合は、一言添える配慮を忘れずに。

4. 相槌やジェスチャーを普段より大きめにする

オンラインでは表情やリアクションが伝わりにくいため、普段より大げさなくらいの反応がちょうど良いです。

5. スタンプや軽い雑談を取り入れる

業務の合間に雑談やスタンプを活用し、職場でのカジュアルな会話を意識的に再現しましょう。


そのみちコメント

SE(システムエンジニア)の現場では、チームでのコミュニケーションが仕事の成否を左右します。オンライン環境では、対面以上に細やかな配慮が必要です。

信頼関係の構築には、「認知的信頼」と「感情的信頼」の両方が重要です。

  • 認知的信頼:メンバーが互いの能力を理解し、頼り合うこと。経験や成果に基づいて向上します。
  • 感情的信頼:仲間同士の気遣いや思いやりに基づく信頼。共感を示し、自己開示をすることで強まります。

これらを意識しながら、オンライン環境でも信頼関係を築いていくことが、チームの成功につながるでしょう。

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