自分はこの仕事でいくら稼せげばよいだろうか。
SEは自分が稼ぐべき単価を意識しましょう。
こんにちは、よっしぃーです。
SEの皆さまは、自分がいくら稼がなければいけないかを知っていますか?
世の中のあらゆる場面でITの力はなくてはならない時代になりました。情報サービス産業はこのコロナ禍の中でも欠かすことのできない産業であり、今後も拡大していくことが間違いないでしょう。しかし、その業界で働くSEの皆さまは、自分の働きでどの程度の価値を生み出しているのかを考えたことはありますか?フリーランスの方や経営者の方は当然、それを意識しているかもしれませんが、SEとしてサラリーマンとして働いている方々は、会社で自分がいくら稼がなければならないかという単価を意識しているのでしょうか。
お店のオーナーの立場から学ぶ
もっとも基本的なこと 皆さんがお店の商品を売る店のオーナーだった場合を考えてみましょう。
もっともオーナーが意識すべき重要な指標である「売上」と「利益」がありますが、「売上」を上げるためには商品を製造したり、仕入れたりして「付加価値」をつけて販売し、「利益」を得るというのが基本的なことだと思います。
会社員でSEとして働いている人たちの中で、このオーナーの立場の意識を持って働いている人はどのくらいいるのでしょうか? 管理職になってから意識する人が多いかもしれませんが、若いうちから「会社の経営を自分のこととして考えられる人」は恐らく出世も早い人であることは言うまでもありません。
SEという職業で考えた場合
では、SEの場合はどうでしょうか。SE自身が商品となります。つまり、自分自身(商品)の原価が存在します。その原価とは、自分自身(商品)の単価のことです。皆さんはその単価を知っていますか?もし知らない場合は、まず上司に確認することをおすすめします。自分が稼ぐ必要のある金額は1か月あたり700,000円かもしれませんし、1,000,000円かもしれません。その単価は、自分が稼ぐ必要のある金額になります。そして、お店を繁盛させるためには、その単価に付加価値をつけて利益を生み出さなければ、会社の事業は成り立ちません。付加価値を高めるということは、常に学習しスキルを身につけていく必要があるということです。
高めるべきSEの付加価値
付加価値を上げるためにもっとも必要であるといったスキルの代表を3つあげてみましょう。
コミュニケーションといえば話す力、説明力などといったイメージを持つ人も多いかと思いますが、 SEの世界ではどちらかというと傾聴力や読解力がより重要なコミュニケーションスキルになります。 常に顧客の意見に耳を傾けること、ドキュメント(資料)の内容をしっかりと読解して理解することが重要になります。
SEの仕事は、顧客の課題を解決することからビジネスが生まれます。顧客の課題をしっかりと分析し、把握して、その解決方法を導き出す力が非常に重要です。技術を活用して、その課題を解決する手段を提供することが役割です。
システムを開発していく上で、一人ですべての作業を行えることは過言ではないと言ってもよいでしょう。つまり、多くの関係者と協力して前に進む協調性を持って行動することが必要です。そして、時には主体性を持ったリーダーシップも必要となります。
SE目線の私見
SEとして働いていると、お店で商品を売って売上を出して利益を出すといった身近なお金の動きを感じることはありません。したがって、自分自身がどのくらいの価値を生み出しているのか、またどのくらいの価値を生み出さなければいけないのかが把握しづらい職業です。SE経験を積んだ上での意見としては、付加価値の提供が給料につながっていない不公平感を感じる社員もいるでしょう。社員一人ひとりがこのような会社の経営を自分事としてとらえることができる人たちばかりのいわゆる「自律型」の組織ができると、組織としての価値も大きく上がっていくのではないでしょうか。 そして、皆が会社のバリュー、ビジョン、ミッション、そしてその先を共に進んでいくことを納得して共有していくことが大切なのではないでしょうか。