最近の若手社員との向き合い方がわからない。どうすればよいのだろう・・
上司が心がけるべきポイントをお伝えします。
こんにちは、よっしぃーです。
新人への指導方法についても、以前の記事を併せて、ご参照ください。
「転職は当たり前」「仕事よりプライベート重視」「出世に魅力なし」
そんな考えを持った若手社員が増え、昭和の時代では常識だった仕事のやり方は通用しなくなってきた現実に戸惑う上司も多いのではないでしょうか。働き方も多様性が求められる時代になり、対面でのコミュニケーションの機会は減りつつある中で、若手社員とはどのように向き合っていくかは、以前よりも増して重要になることでしょう。上司が心がけるべきポイントを解説いたいます。
上司の説教過去と今
「説教」という言葉も最近では、あまり耳にすることもなくなりました。
「あの時の上司の説教が今の自分を作っているんだ!!」
「厳しい逆境にたえることを上司が教えてくれたんだ!!」
そんな昭和世代の指導を受けた人も今では上司の立場になっている人も多いのでしょうないでしょうか。しかし、今はそんなことを求める人も少ないのではないでしょうか。
過去の説教
- 命令的な口調で指示を出すことが一般的。
- 厳格なルールに従わせることが目的で、自己表現や創造性はあまり重視されない。
- 間違いを犯した場合には罰を与えることが一般的。
- 上司が一方的に話し、社員は受け身の姿勢が求められる。
- フィードバックはあまり行われず、社員は自分の成長や改善点を知る機会が少ない。
端的にすると「上司の命令は絶対」でしょうか。
今の説教
- コミュニケーションを重視し、対話的な形で指導を行う。
- 社員の自己表現やアイデア出しを奨励し、創造性や自己実現を促す。
- 間違いを犯した場合でも、教育的な観点からのフォローを行うことが一般的。
- 上司と社員がお互いにフィードバックを交換し、双方向的なコミュニケーションを取る。
- 上司は、社員の能力や成長に合わせて適切なサポートを提供し、共同で成果を出すことを目指す。
上司はサポート役に徹するイメージでしょうか。
上司が心がけたい4つの事
上司はすべてにおいて若手より優れているということはありません。
年齢問わず、多様な価値観を素直に受け入れる事ができる思考の柔軟性が必要です。
上司の失敗談を聞いた若手は心が開きやすくなり、自分自身もミスを恐れず、チャレンジできるようになる。責任を持ちフォローする姿勢も示してあげましょう。
1on1の面談したり、対話の機会を増やして、表情や声の変化、定点観測をして、相手の変化に気付く事。仕事以外の話をして、仕事のことで頭がいっぱいになっている若手の頭をほぐしましょう。若手社員の視野も広がっていきます。
批判や愚痴からは何も生まれません。会社の経営のこと、パーパスを自分事になるように上司が自分事のよう会社パーパスや自分の夢を語りましょう。感度の高い若手社員は著しく成長に向かって変化するでしょう。
SE目線の私見
昭和生まれのわたしは、「上司は弱みを見せない」「上司の言ったことが絶対」「部下の仕事はすべて把握」「挨拶は若手から」その様な風土がある環境で育成されてきました。
納得いかない不条理だとおもうことも、今思えば、多々ありました。軍隊のような働き方を強要していたら今は会社として成立しなくなるでしょう。その一方で、最近ではホワイトカラー過ぎる企業にやりがいが持てず離職するといったケースも耳にします。SEの現場ではテクノロジーの知識やマネジメントの知識などそれこそ多様なスキルを求められる職種です。上司がすべてを理解して、弱点なしの状態を貫くには無理が生じるでしょう。部下が得意なところは部下に頼る。そのためには上司が自らの弱みもみせて、信頼関係を築いていく事が重要でしょう。自分の役職や肩書を武器に部下をねじ伏せるようなことは決して通用しなくなることでしょう。日本の会社員も「上司」「部下」といった言葉や○長といった役職も撤廃され、年齢関係なく、よりフラットな関係性が当たり前の社会になっていくことも近い将来、訪れるかもしれません。ただし、ホワイトであろうが、ブラックであろうが上司も部下もお互いリスペクトしあえる関係性というのが重要であることは間違いないでしょう。リスペクトが生まれる人間関係は仕事において相乗効果がうまれることは間違いありません。